[メイン] GM : なんのために生まれてきた?
笑うこと、喜ぶこと、それらを見失った今
無として終わることは、完全死を意味する。
それならば、私はほんの少しでも手を伸ばそう。
たとえ、心に開いた穴が塞げず、止まれずとも。
飛んだ先に、一体何があるか、分からずとも─────。

DX『Love and Courage』

[メイン] GM :  

[メイン] GM :  

[メイン] GM :  

[メイン] GM : opening『Hello, "Overed"』 登場:全員

[メイン] 一条 蛍 : 33+1d10 登場/リザレクト (33+1D10) > 33+6[6] > 39

[メイン] system : [ 一条 蛍 ] 侵蝕率 : 33 → 39

[メイン] デイビット・マルティネス : 41+1d10 登場/リザレクト (41+1D10) > 41+8[8] > 49

[メイン] リィ舞阪 : 1d10 ちゃー (1D10) > 8

[メイン] GM :  

[メイン] GM : ここは関東に位置する、日本的ハト派思想の強いUGN大支部。
あなた達は、日常の護り手として任務を受けるべく、応接間に案内される。
テーブルには茶菓子等が置かれてあり、連絡員が来るまでの間、待機するように通達されている。

[メイン] GM :  

[メイン] デイビット・マルティネス : 「ふーんふふふーん、ふふふふーん」

[メイン] デイビット・マルティネス : 鼻歌を歌いながら、ルービックキューブを弄りな寛いでいる

[メイン] 一条 蛍 : ……あれ、鼻歌?
すっごく……楽しそうな声が聞こえる。

[メイン] デイビット・マルティネス : 「む、むむ……あっ! いや、違う」

[メイン] デイビット・マルティネス : 苦戦しているようだ

[メイン] デイビット・マルティネス : 「……よしっ!できた!」

[メイン] デイビット・マルティネス : 色を揃えたキューブを置き
ガッツポーズを取って……ふと、一条の方へと顔を向けて

[メイン] デイビット・マルティネス : 「…あ、あはは。見てた?」

[メイン] リィ舞阪 : 気怠げに顎を手の甲に乗せながら、鼻歌が聞こえる方に視線を送るのは少年のような姿形をした男

薄紫のチャイナ服のようなものを着ており、十字ペンダントを首からぶら下げている

[メイン] 一条 蛍 : ちらりと、男に視線を送るのは。
見た目は男と同じくらいの年齢である、整った顔立ちとスタイルをした少女。
高校生か大学生にも見えなくもない。

[メイン] 一条 蛍 : もっとも、ランドセルを机の横にかけていることを除けば。

[メイン] リィ舞阪 : 「……マジかガキかよ」

[メイン] デイビット・マルティネス : …でけえけど、ランドセル持ってんな
妹さんの……いや、テック入れてんのか?

[メイン] 一条 蛍 : 「あっ、す、すみません……勝手に見ちゃってて……
 でも楽しそうに見えたもので……お好きなんですか?」

[メイン] リィ舞阪 : ぼそっと呟く
いやー最近のガキは発育がいいようで

[メイン] デイビット・マルティネス : 「んー、いや? でも熱中しちゃってさ」

[メイン] 一条 蛍 : ぺこぺこ!と頭を下げつつも。
ルービックキューブに視線が行き、首を傾げつつ。

[メイン] デイビット・マルティネス : 「ところでさ、そのランドセルって君なの? だとしたら凄え成長だけど」

[メイン] 一条 蛍 : リィの言葉に、はい……と頷く。
つまりは、彼女自身がれっきとなる小学生ということを示していた。

[メイン] リィ舞阪 : 「しかも無駄に大人びてると来た。いや常識弁えてるのが正しいのかねこれは」

[メイン] デイビット・マルティネス : 「こっちの身長はまあまあって聞いたけど、女の子の方は伸びるんだなー」

[メイン] 一条 蛍 : 「あ、はい……!
 連絡が来たのが丁度学校帰りだったので、すぐに行った方がかと思ってそのまま来ました……!」

[メイン] リィ舞阪 : 「と言うか」
ここで思い出したかのように口を開いて

[メイン] デイビット・マルティネス : 「なるほど……って、小学生の内から仕事通って、どーしたんだよ」

[メイン] リィ舞阪 : 「わざわざ人が何かやってるの見るだけですいませんとか言うものかぁ?」
などと、わざとらしくくつくつと笑いながら尋ねる

[メイン] 一条 蛍 : すごい成長……という言葉に、あはは……と笑いつつ。
……か、からかわれないか心配だったけど……この二人はどうも、優しい様子で……

[メイン] デイビット・マルティネス : 「謝るのが趣味……なわけないか」

[メイン] 一条 蛍 : 「うっ……そ、その……!
 …………邪魔をしちゃったかなと思って……すみません」

[メイン] リィ舞阪 : 「ほらまた謝りやがったぜコイツ」

[メイン] デイビット・マルティネス : 「んー、緊張してんのかな……」
と頭を掻いて思い当たる

[メイン] 一条 蛍 : 小さく、また同じ言葉を繰り返す。
ディビッドの言った趣味とは、ある意味似ているのかもしれない。

[メイン] リィ舞阪 : 「ああもうキリがねえな?」

[メイン] デイビット・マルティネス : …よくよく考えたら
高校生くらいの俺と舞坂しかいないって小学生は緊張するか

[メイン] リィ舞阪 : 貧乏ゆすりしながら時計を見る

[メイン] 一条 蛍 : 緊張…………ディビッドさんの言う通り、自分で仕事を選んだというのだから…………緊張するのも変な話だけど。
…………やっぱりまだ慣れないところはある。

[メイン] GM : 針はぴったりと、約束の時刻を差し
そして、扉から2回ほどのノックと共に

[メイン] メイプルトリック : 「ほいほい~い、時間ぴったりだね~」

[メイン] デイビット・マルティネス : 「おーっす」

[メイン] メイプルトリック : 高校生程度の身長の、黒髪の少女が紙の資料を片手に入ってくる。
そしてデイビッドに、へらへらとした表情を向けながら、手をひらりと。

[メイン] リィ舞阪 : 「おー来た来た」

[メイン] 一条 蛍 : 「……?……あっ、こんにちは!」

[メイン] メイプルトリック : そのまま、流れるように席へと座り、資料を並べる
一息つくように、紙パックの牛乳をストロー越しに少しずつ飲みながら。

[メイン] 一条 蛍 : ノック音に合わせ、目線を向ければ。
ぺこっ!と、挨拶のように頭を下げて。

[メイン] メイプルトリック : 「ほいほいこんにちはっと、今日はよろしくね~」
にへらっと笑顔を向けつつ。

[メイン] メイプルトリック : 「さて、早速なんだけれども、みんなはSNSとかって見てるかな?」

[メイン] 一条 蛍 : 牛乳……好きなのかな……?と、片手に持つそれに目がいきながらも。

[メイン] デイビット・マルティネス : 「んー……まあまあかな」

[メイン] メイプルトリック : そう言い、端末をふりふりと見せつつ。
テーブルの中央に大きめのタブレットを配置し。

[メイン] リィ舞阪 : 「まあ見てるっちゃ見てるわな」

[メイン] リィ舞阪 : 暇つぶしになるし。

[メイン] 一条 蛍 : 「あ……見てません……
 親から見ない方がいいと言われていたので……」

[メイン] メイプルトリック : 「ほーほー、それなら、最近ちらほらと噂になってる
 歌姫ちゃんについてとかも知ってたりー?」
頬杖を着きながら、それぞれを顔を見やる。

[メイン] デイビット・マルティネス : 「いや、全く……」

[メイン] リィ舞阪 : 「悪ぃそこは知らねぇ」

[メイン] メイプルトリック : それは、SNSで拡散され始めている、とある少女のライブ映像。
路上ライブの様子を撮影し、それが投稿されたものなのだが

[メイン] 一条 蛍 : 座ったまま、ふるふる!と首を横に振り。

[メイン] メイプルトリック : 「それじゃ、百聞は一見に如かずかな」
そう言い、端末を操作すると、その少女の映像が流れる。

[メイン] リィ舞阪 : 「そいつがどうしたんだ?」
と、聞きつつも映像を見る

[メイン] デイビット・マルティネス : 「んー?」

[メイン] 歌姫 : その少女が奏でるギターの音色、そして歌声は、"プロ"並みであった。
見る者、聴く者を魅了するものであろう─────オーヴァードを除き。

[メイン] メイプルトリック : 「UGNに登録されてない、未確認オーヴァードの可能性があるから
 ちょろっと調査をお願いしようかなーって」

[メイン] 一条 蛍 : 「…………?」
首を傾げつつも、その映像に目を向ければ。

[メイン] デイビット・マルティネス : 「……んー、上手い?んだよな」

[メイン] 一条 蛍 : わっ、綺麗な声……それにカッコいいギター……
……すごい、テレビで見るような人みたい。

[メイン] リィ舞阪 : 「まあ、つまるところは」

[メイン] 歌姫 : 使っている器具は、音楽を嗜んでいる者からすれば不自然であろう
安っぽい機材ばかりを揃えている。
弘法、筆を選ばずとは言えど、ここまで洗練されたパフォーマンスは、少なくとも一般人ではほぼあり得ない。

[メイン] リィ舞阪 : 「この歌や音色がレネゲイド由来かもしれないから見てこいってわけだ」

[メイン] メイプルトリック : 「まぁそんな感じだねぇ、杞憂だったらそれで別にいいんだけどね」

[メイン] デイビット・マルティネス : 「なるほど、要するに調査の依頼だな!」

[メイン] メイプルトリック : 「でも、これがもしもレネゲイド由来なら、明らかな"汚染"、だからねぇ」

[メイン] 一条 蛍 : 「えっ……こ、こんな上手な人でも、レネゲイドに影響されてることもあるんですか……」

[メイン] メイプルトリック : 声にレネゲイドを乗せるということは、オーヴァードにとっては簡単だ。
言葉だけで、人を痛めつけることすらも可能なのだ。
精神的ではなく、物理的に、だ。

[メイン] 一条 蛍 : そうなんだ……と頷き、ごくりとしつつ。

[メイン] メイプルトリック : 蛍にこくりと頷く。

[メイン] メイプルトリック : 「君はー……まだ、オーヴァードになって間もない、といった感じかな?」

[メイン] リィ舞阪 : 「逆だ逆。レネゲイドの力があるから上手って錯覚させてるんだろ」

[メイン] 一条 蛍 : メイプルトリックの問いに、あ、はい……!と頷きつつ。

[メイン] メイプルトリック : ストローを咥え、牛乳を少しずつ飲みながら、頷く。

[メイン] デイビット・マルティネス : 「機材を補ってるだけ…かもしれないけど、映像だけじゃよくわかんないな…」

[メイン] メイプルトリック : 「まぁ、色々分からないことはあるだろうし
 ─────先輩さん、フォローはよろしく~」
デイビッド、そしてリィにウインク。

[メイン] 一条 蛍 : 「あ……そういうもの……なんですか」
リィの解説に、なるほど……と頷きながら。

[メイン] デイビット・マルティネス : 「取り敢えず、現地での調査で全部わかるか」

[メイン] デイビット・マルティネス : ……そっか、俺先輩か
チームでは一番下だったけど

[メイン] リィ舞阪 : はいはい、と軽く会釈して

[メイン] メイプルトリック : 「んじゃ、質問が無ければ早速取り掛かってもらうよん」

[メイン] 一条 蛍 : え、えっと……すみません……!と頭を下げて。
面倒をかけてしまって……!という意味での、3回目の謝罪。

[メイン] デイビット・マルティネス : 「今回のミッションは。このミュージシャンを説得して止めるってことでいいんだよな?」

[メイン] メイプルトリック : 「あはは、まぁもしもレネゲイド汚染ならそうだねぇ
 なるべく、UGNの監視下にも置きたいとこって感じかなぁ」

[メイン] リィ舞阪 : 「それはそいつがオーヴァードだった場合ってことで」

[メイン] デイビット・マルティネス : 「あ、そっか。楽器を横流しされた可能性もあるもんな」

[メイン] メイプルトリック : 「あとは"直観"なんだけれどもね」
あ、私ノイマンでーすと前置きをし。

[メイン] リィ舞阪 : 「そういうことだ」

[メイン] デイビット・マルティネス : ふんふんと頷き

[メイン] メイプルトリック : 「バックに、"何か"いるんじゃないかなーって」
ふわふわ~っとした事を付け加え、資料を畳み始める。

[メイン] 一条 蛍 : ふむふむ……と三人の話を聞きつつ。
……もしそうなら……オーヴァードの力でむしろ、困ってないってことなのかな?

[メイン] リィ舞阪 : 「まあその時はその時だ」

[メイン] 一条 蛍 : 「"何か"……」
メイプルトリックの呟きに、ぼそりと繰り返しつつも。

[メイン] リィ舞阪 : 「そっちの方が俺が来た意味ってのもあるもんだ」

[メイン] リィ舞阪 : 「不謹慎だがな」
と、付け加えて

[メイン] デイビット・マルティネス : 「厄介だな…」

[メイン] メイプルトリック : あははは~と笑いながら、席を立ち上がり、出入り口の方へ。

[メイン] メイプルトリック : 「ま─────"現場判断"ってことで!」

[メイン] デイビット・マルティネス : 「OK!」

[メイン] メイプルトリック : それじゃ、困ったことがあったらいつでも連絡してちょ~、と言い
そのまま去って行った。

[メイン] デイビット・マルティネス : 「じゃ、俺は早速現場に向かう!」

[メイン] 一条 蛍 : 「あ、は、はい……わかりました……!」

[メイン] デイビット・マルティネス : 衝動的に駆けていく

[メイン] 一条 蛍 : こくこく!と頭を下げ。
ありがとうございました……!と、声を掛けつつ。

[メイン] リィ舞阪 : 「うわ無鉄砲に進みやがったアイツ」

[メイン] 一条 蛍 : わっ……動くの、早い……!
これが熟練の方……の動き……!

[メイン] 一条 蛍 : 少しを目を大きくしつつも。

[メイン] リィ舞阪 : うわ、と咄嗟に出たのはここで即座に何も調べずにとりあえず動き出したことに起因した。
とどのつまりそれが示す事は…

[メイン] リィ舞阪 : 「……マジか」
子守になってしまう事である

[メイン] 一条 蛍 : そして、デイビットの背中に視線が向きながらも。

[メイン] 一条 蛍 : ……任務は、メイプルトリックさんの言う通り、経験が多いわけじゃない。
だからこそ、私の考えは間違ってる……かもしれないけど。

[メイン] 一条 蛍 : ……”歌姫”さんは、歌が上手なものもレネゲイドで補ってるかもしれない……
もしそうなら、私とは違って、レネゲイドをいい物として見てるのかな……?

[メイン] 一条 蛍 : ”異形”の少女は、疑問に持つ。
これがただ上手ならばそれは素敵な事、けれどそうでないのであれば────。

[メイン] 一条 蛍 : と、そこまで思ったところで、リィの視線に目が合い。

[メイン] 一条 蛍 : 「……すみません」

[メイン] 一条 蛍 : 苦笑いで、そう返した。

[メイン] 一条 蛍 :  

[メイン] 一条 蛍 :  

[メイン] 一条 蛍 :  

[メイン] 一条 蛍 : middle「好奇心旺盛」登場:任意

[メイン] 一条 蛍 : 39+1d10 登場/リザレクト (39+1D10) > 39+8[8] > 47

[メイン] system : [ 一条 蛍 ] 侵蝕率 : 39 → 47

[メイン] デイビット・マルティネス : 49+1d10 登場/リザレクト (49+1D10) > 49+6[6] > 55

[メイン] system : [ デイビット・マルティネス ] 侵蝕率 : 49 → 55

[メイン] 一条 蛍 :  

[メイン] 一条 蛍 :  

[メイン] 一条 蛍 :  

[メイン] 一条 蛍 : 先導を切ったディビットの様子を見てほしいということで、蛍は彼の後を追っていた。リィは別にやることがあるとのことで、他の場所へと向かっており。

[メイン] 一条 蛍 : とたとたと、高校生のような背格好にはふさわしくないようなランドセルを抱えながら。
少し小走り気味に彼が向かっているであろう先に向かおうと。

[メイン] 一条 蛍 : そして支部の廊下に進み、曲がり角を曲がったところでところで────。

[メイン] 一条 蛍 : どすん、とぶつかった音が。

[メイン] 一条 蛍 : 「きゃ……!?」

[メイン] デイビット・マルティネス : 「うおっ!?」

[メイン] 一条 蛍 : 体を、反対側から出ててきた人物に思いっきりぶつける。

[メイン] デイビット・マルティネス : 衝突を受け、デイビットは一瞬
自身に備わった異能に手をかけ──

[メイン] デイビット・マルティネス : 「…って、イチジョーか!」

[メイン] デイビット・マルティネス : 突如体勢を整えたと思えば、懐に伸びかけた手を伸ばし転ばないように支えようとする

[メイン] 一条 蛍 : 「…………!?」
一瞬高まった、”何か”の圧に、目を丸くしながらも。

[メイン] 一条 蛍 : 「わわっ……すみません……!
 えっと……その、助かりました……!」

[メイン] 一条 蛍 : 間一髪、倒れそうになっていた姿勢が、彼の手によって支えられて。
蛍の体は大きい方だが、それを難なく支えられているのは彼の筋力のたまものだろう。

[メイン] デイビット・マルティネス : 「いや、こっちが悪いよ……参ったな。迷った挙句に衝突事故か」

[メイン] 一条 蛍 : 彼の腕の中で、ぺこぺこ!としながらも。

[メイン] 一条 蛍 : 「あ、そうだったんですか……。
 この場所、確かにちょっとわかりずらいですもんね……」

[メイン] 一条 蛍 : デイビットに同調するようにこくこく、と頷きつつ。
とはいえ、彼が別の意味で迷っていたかもしれないが。

[メイン] デイビット・マルティネス : 字のまま、この支部の中で迷っていた

[メイン] デイビット・マルティネス : それはさておき

[メイン] デイビット・マルティネス :  

[メイン] デイビット・マルティネス : 情報:webで”歌姫”について調べる!

[メイン] GM : 8

[メイン] デイビット・マルティネス : 1dx+1 (1DX10+1) > 6[6]+1 > 7

[メイン] デイビット・マルティネス : 財産点!

[メイン] system : [ デイビット・マルティネス ] 財産点 : 6 → 5

[メイン] GM :  

[メイン] GM : ・”歌姫”について
”歌姫”について調べてみました!
本名、畠山 香織(はたけやま かおり)!高校生!
特に有名なミュージシャンの家系でもなく!
学校でも、普通の様子だったそうです!
そして現在、なんと!?捜索届が出されているとのことです!
彼女は今一体、どこで暮らしているのでしょうか!?
今度歌姫のライブに出くわしたら、聞いてみたいと思います!
いかがでしたでしょうか!

[メイン] GM :  

[メイン] デイビット・マルティネス : 「…ファンのブログか?」

[メイン] デイビット・マルティネス : などと、先程歌姫について調べてから数刻

[メイン] デイビット・マルティネス : しばらく迷って今に至る

[メイン] デイビット・マルティネス : 「……ってわけなんだ」

[メイン] 一条 蛍 : 「……な、なるほど……!」

[メイン] 一条 蛍 : 何だか独特な文章のデータだった。

[メイン] 一条 蛍 : 「メイプルトリックさんが言うには……
 私たちと同じかもしれない、という事でしたが……
 ……捜索届けが出されている、ですか」

[メイン] デイビット・マルティネス : 「…そーなんだよな、バックについてもまだ調べきれてねえし」

[メイン] 一条 蛍 : 「……い、いじめられてしまったりとか……ないですよね!?」

[メイン] 一条 蛍 : 家出自体もなんだか心配……それに、何か問題があって家出しているんじゃないか……と思うし。

[メイン] デイビット・マルティネス : 「……そんな、陰気臭い事起きてないといいんだけどな」

[メイン] 一条 蛍 : その原因として挙げられるのは……。
と、蛍の"実体験"を思い返しながら。

[メイン] 一条 蛍 : 「……そうですか……
 すみません、ちょっと暗い方向に考えちゃったのかもしれません」

[メイン] 一条 蛍 : ぺこっ!と頭を下げつつ。
ランドセルを背負い直し。

[メイン] 一条 蛍 : ……レネゲイドにもしも、感染してしまっているのであれば……次第に、私と同じような境遇に陥ってしまっているのかもしれない……

[メイン] デイビット・マルティネス : 「…いや、昔を思い出しただけ、こっちも湿っぽい事言ったな」

[メイン] デイビット・マルティネス : トントン、と靴を整え

[メイン] デイビット・マルティネス : 「悪いけどさ、今回の事件のバックについて調べてもらえないか?」

[メイン] 一条 蛍 : 「バック…………」
ランドセルに目が行く。

[メイン] 一条 蛍 : 「……あっ……。
 ば、バックって言うのは、今回の事件に関わる人が誰かいないか……ってことですか!あっ、は、はい!!」

[メイン] デイビット・マルティネス : 「…ニホンゴ、ムズカシイナ」

[メイン] デイビット・マルティネス : 苦笑いしながら頬を掻いて頷いた

[メイン] 一条 蛍 : うぅ……なんて恥ずかしい間違い……
そ、そうだよね……入れ物じゃないよね……

[メイン] 一条 蛍 : こくり……と少し赤くなった顔で頷きつつ。

[メイン] 一条 蛍 : そして、なれない手つきで当のランドセルを開き。

[メイン] 一条 蛍 :

[メイン] 一条 蛍 : ・今回の事件に誰かが関わっているか?
情報:噂話……出来ますかね?

[メイン] GM : 噂話ね~~~~

[メイン] GM : 11

[メイン] 一条 蛍 : んむ〜ん

[メイン] 一条 蛍 : 3dx+1=>11 (3DX10+1>=11) > 6[4,4,6]+1 > 7 > 失敗

[メイン] 一条 蛍 : 財産点4……消費しますね!

[メイン] system : [ 一条 蛍 ] 財産P : 6 → 2

[メイン] GM :  

[メイン] GM : ・今回の事件に誰かが関わっているか?
事件と呼べるかどうか、未だ不明ではあるが。
畠山に対し捜索願が出されているということは即ち、彼女は今、家出状態ということを意味している。
そしてこれを事件と捉えるならば、これに関わり得る人物がいる。
それは、神保公園と呼ばれる場所にて、ホームレスや放浪者に対し、食料配給を行なっている白髪の男性だ。
畠山と話をしている姿が、たまに見られるそうだ。
また、この男性についての噂話は驚くほどに、何も見つからない。不自然なくらいだ。
噂話にしか過ぎないが、それでもあなた達にとっては、何か感じるものはあるかもしれない。

[メイン] GM :  

[メイン] 一条 蛍 : 「…………ふむふむ」

[メイン] 一条 蛍 : 慣れない情報収集で、核心と言えるようなものを手に入れた訳では無い……けれど。

[メイン] 一条 蛍 : 家出は蛍にとって重大な事件であった。
小学生にとって、それを選択することは重いものである……と考えていたから。

[メイン] 一条 蛍 : 「食料配給なんて、なんだか珍しいですね……
 ……この人に、もしかして畠山さんは助けられていたり……するんでしょうか」

[メイン] デイビット・マルティネス : 「んー、確かにな。ホームレスだもんな」

[メイン] デイビット・マルティネス : ホームレス云々は他人事ではないが
今は、このバック……

[メイン] デイビット・マルティネス : 「この白髪のやつを探さないとな!」

[メイン] 一条 蛍 : 私がUGNに助けられたように……
オーヴァードとなり、力の使い方に困っていたのを助けた……かもしれない。
本当のところはどうかも分からないけれど、畠山さんがお腹を空かせていないのなら、良かった……

[メイン] 一条 蛍 : 「白髪……なるほど……!
 確かに、見た目が特徴的であれば見つかりやすいですもんね……!」

[メイン] 一条 蛍 : と、小学生であるのに見た目が特徴的すぎる蛍が言いつつ。

[メイン] デイビット・マルティネス : 「だな、性別までわかったんだ。かなり絞り込めた筈……」

[メイン] デイビット・マルティネス : 「お手柄だな、イチジョー!」

[メイン] 一条 蛍 : 「……!そ、そうでしょうか……えへへへ……!」

[メイン] 一条 蛍 : 蛍の顔が、明るく、にこっ……!と嬉しげに照れながら。

[メイン] 一条 蛍 : 蛍はこうして、褒められて嬉しかったという、子どものような思いではあったのだが。

[メイン] 一条 蛍 : いかんせん蛍の体がデイビットと同年代のように見える姿のせいで、ナンパされているようにも思えたかもしれない。

[メイン] 一条 蛍 : そして、視線がタブレットからデイビットに向けられつつ。

[メイン] 一条 蛍 : 「そういえば……デイビットさん、先程何かしましたか?
 その、一瞬だけ……すごい顔でこちらを見てた、もので……」

[メイン] 一条 蛍 : 先程ぶつかった時、まるで人の体とは思えないほどの衝撃が蛍に当たった。
まさしく、筋肉ではなく機械のような肉体であり……。
その事についても、蛍は首を傾げて。

[メイン] デイビット・マルティネス : データから目を逸らし

[メイン] デイビット・マルティネス : 「あー……アレな。ちょっと話すとややこしんだけどさ」

[メイン] デイビット・マルティネス : 自分の背中を指して

[メイン] デイビット・マルティネス : 「俺さ、機械でオーヴァードになったんだよ」

[メイン] デイビット・マルティネス : 黄色のジャケットをよく見れば、少し張り出すように背面…脊髄の辺りが機械に置換されているにがわかる

[メイン] 一条 蛍 : ふむふむ……!と耳を傾ける。

[メイン] 一条 蛍 : 「あっ……痛そう……ですね」

[メイン] 一条 蛍 : 心配そうな瞳を向けつつも、じっとそれに目を送り。

[メイン] デイビット・マルティネス : 「超痛かった、今は平気だけどさー」

[メイン] デイビット・マルティネス : 「…んで、この機械の中に、スピード風にカスタムされたレネゲイド」

[メイン] デイビット・マルティネス : 「サンデヴィスタンが入ってたってわけ、さっき慌てた時、ちょっと出てきちゃってさ」

[メイン] 一条 蛍 : 「へぇっ……!? そ、それは失礼しました……!」

[メイン] 一条 蛍 : ぺこぺこっ、と先程の衝突の時を思い出し、頭を下げて。

[メイン] デイビット・マルティネス : 「……んー、気になってたけど。どうしてイチジョーはそんな謝るんだ?」

[メイン] デイビット・マルティネス : 特にトゲなく、気軽に尋ねる

[メイン] 一条 蛍 : 「あ……そんなに謝ってましたかね……?
 す、すみません……!」

[メイン] デイビット・マルティネス : 「ん、結構な」

[メイン] 一条 蛍 : その、純粋な疑問を向けられたことで、最初に緊張した様子はなく。
先程よりもむしろ、安堵したような顔にはなりつつも。

[メイン] 一条 蛍 : 「なるほど……あ、今のもでしたか」

[メイン] 一条 蛍 : うぅ、と唸りつつも。

[メイン] 一条 蛍 : 「その……つい口から出ちゃうんです……。
 私の体は、私よりも年をとっているので……それに似合っている行動を出来ているかって、気になっちゃって……」

[メイン] 一条 蛍 : 一条 蛍は、エグザイルオーヴァードである。
"異形"と診断されたその症状は、蛍の実年齢ではまず有り得ない成長を引き起こした。

[メイン] 一条 蛍 : それに伴い精神年齢が吊り上がる……わけでもなく。
むしろ、背伸びをしないといけないと思ってしまうことにより、こうして周りを気にする性格になってしまっているのだろう。

[メイン] デイビット・マルティネス : 「んー、なるほどな。頑張って背伸びしてるわけか」

[メイン] デイビット・マルティネス : 「イチジョーは、そうしたいのか?」

[メイン] 一条 蛍 : 「……出来ればすぐ謝るのは直したいん、ですけど……」

[メイン] 一条 蛍 : もじもじ、と小さく答える。

[メイン] デイビット・マルティネス : 「んー、なーるほどなー」

[メイン] デイビット・マルティネス : グリグリと頭を回し、一拍おいて

[メイン] デイビット・マルティネス : 「イチジョーはさ、どんな人が立派な大人だと思ってる?」

[メイン] 一条 蛍 : 「どんな人……ですか。
 ……うぅんと……物事を完璧にこなしたり出来る、真面目な人ですかね……?」

[メイン] 一条 蛍 : うぅーん、と小さく唸り考え。

[メイン] デイビット・マルティネス : 「そりゃ、どんな大人にも無理だな! なれるようになったら最高だけど」

[メイン] デイビット・マルティネス : 笑いながらそう言うと

[メイン] デイビット・マルティネス : 「じゃあ、もしもそんな大人になるんでも、今みたいに謝ってばっかりじゃ、ちょっとカッコ悪いな」

[メイン] 一条 蛍 : ええっ!?と目を丸くしつつも。

[メイン] 一条 蛍 : 「あっ……かっこ悪い、ですか?」

[メイン] デイビット・マルティネス : 「大人なら、格好つけなきゃな。 憧れてもらえるような人に、お前もなってみたいだろ?」

[メイン] デイビット・マルティネス : そう言うと背を向け

[メイン] デイビット・マルティネス : 「じゃ、俺。現場行くわ!」

[メイン] デイビット・マルティネス : へらり、と笑うとまた駆け出した

[メイン] 一条 蛍 : ……かっこ悪い。そんなこと……考えたこともなかった。

[メイン] 一条 蛍 : 蛍は、格好の良さ悪さで考えていなかった。ただ流されるだけの蛍にデイビットの考え方はなんだか新鮮に感じたのだ。
……真っ直ぐ進むだからこそ、自信を持てるのか……と思いつつ。

[メイン] 一条 蛍 : 「……は、はい」

[メイン] 一条 蛍 : ……ああいう風になれたらなんだか、カッコいい。

[メイン] 一条 蛍 : そう思いつつも、答えを聞くまでもなく駆け出していた彼に、少しばかり、くすっと笑いつつ。

[メイン] 一条 蛍 : 「……はっ、わ、私も行きます!」

[メイン] 一条 蛍 : 彼の後をまた追うように、ぱたぱたと小学生は走っていった。

[メイン] 一条 蛍 :

[メイン] 一条 蛍 :

[メイン] 一条 蛍 :

[メイン] リィ舞阪 : middle『もしも?』登場:変に物事を捉える奴

[メイン] リィ舞阪 : 1d10 (1D10) > 2

[メイン] リィ舞阪 :  

[メイン] リィ舞阪 :  

[メイン] リィ舞阪 : もし もしも 万が一etc…

言葉の通り少ない確率で起きる事に対してこれらを用いるのが普通なのだが

[メイン] リィ舞阪 : 残念な事にこう言う言葉を使った場合は大体当たる
そしてこういった言葉に対して備えると大体当たらない

[メイン] リィ舞阪 : つまり何なのだと言われると、彼が見つめている端末の情報が起因している

[メイン] リィ舞阪 : 「はーん」

[メイン] リィ舞阪 : 「食料配給を行う白髪の男なぁ」

[メイン] リィ舞阪 : ホームレスと言うのは行政相手に対立する事もある所謂面倒な人間でもあるのだが
同時に人類での諸々の敗北者だったり落伍者だったり或いは不運な哀しい哀しい人間さんだったりするが

[メイン] リィ舞阪 : そして彼らは、同時に基本的にゴミ箱を漁って食べたり川とか海で食べれるものを獲ったりと案外元気に過ごしていけるのでもあるのだが

[メイン] リィ舞阪 : そんなのを見かねてわざわざ食料を配るってのもまた良くある事ではある
事実、飢えている人がいて手を差し伸べない人間などそんなにいないだろう 多分。

俺はやりたくねえが

[メイン] リィ舞阪 : そして情報に目を通す、どうやら彼が何かしらの形で関わっているそうで

その上で彼が食に在り付くのが安定しない人間達に対して配給をおこなっているようで

ついでに言うとレネゲイド案件の可能性も否定できないわけで

[メイン] リィ舞阪 : と言うか噂話が見つからないって何だよ。
明らかに不自然じゃねえか

[メイン] リィ舞阪 : まあ、そこは置いておくとして問題は配給の時期なのだ

[メイン] リィ舞阪 : 彼がそう言った社会的弱者と接触し続けた時間によって当然取るべき行動は変わってくる

つまるところ、野生動物に餌を与え続けた存在を引き離した際
野生動物がどくなるかの結果と同じようになるのは目に見えており
安易に強権を使って排除を試みた場合面倒事が更に増えるのも目に見えており

[メイン] リィ舞阪 : かと言ってそいつについて調べても情報の通りさっぱり出てこないと来た

[メイン] リィ舞阪 : ならば…まあやる事は一つである

今の今まで食べていたクレープの紙ゴミをくしゃくしゃに丸めてそこら辺のゴミ箱にシュート 外れた

[メイン] リィ舞阪 : 「面倒だが公園に顔出すしか無いか」

[メイン] リィ舞阪 : 「あーー…アイツらの面倒見た上で…かぁ…マジか…」

[メイン] リィ舞阪 : そして、歩き出しながら端末を取り出して

[メイン] リィ舞阪 :  

[メイン] リィ舞阪 :  

[メイン] リィ舞阪 : 『何あるか分からんのでな、報酬追加で前借りさせろ』

[メイン] リィ舞阪 : 2d10 (2D10) > 3[1,2] > 3

[メイン] リィ舞阪 :  

[メイン] リィ舞阪 : 『今回の仕事こんだけかよ!?』
持たぬ者に関わると面倒なだけだと今この瞬間学んだのであった

[メイン] リィ舞阪 :  

[メイン] リィ舞阪 :  

[メイン] GM :  

[メイン] GM : trigger『Love and Peace』 登場:任意

[メイン] 一条 蛍 : 47+1d10 登場/リザレクト (47+1D10) > 47+8[8] > 55

[メイン] system : [ 一条 蛍 ] 侵蝕率 : 47 → 55

[メイン] リィ舞阪 : 1d10 労働環境の改善くれ (1D10) > 8

[メイン] デイビット・マルティネス : 55+1d10 登場/リザレクト (55+1D10) > 55+4[4] > 59

[メイン] system : [ デイビット・マルティネス ] 侵蝕率 : 55 → 59

[メイン] GM :  

[メイン] GM : そこは、言ってしまえば汚らしい公園であった。
行政の介入が見られないような、そんな場所。
そも、この神保公園のある周辺地域が既に、汚らしい身なりの者達の姿があり
治安の良い国、日本とは言えないような場所であった。

[メイン] GM : ここは昔、日雇い労働者達が集う街であり
格安の宿屋や定食屋等もあり、賑わっていた場所なのだが
現在は、生活保護受給者やホームレス、放浪者の溜まり場となっている。

[メイン] GM : ここへ歩く途中に見えるだろう、自販機で売っているよく分からない飲み物を
50円という、普通なら120円で売られているであろうものが
今もなお、こうして格安で売られている。

[メイン] GM : 路上には、昼寝なのか、それとも二日酔いで体調を悪くしているのか
寝転ぶ、身なりの汚い者達の姿も見えるだろう。

[メイン] GM : そんな中、神保公園に辿り着く、そして……そこには。

[メイン] 畠山 香織 : 「♪~~~~~~~~!!」

[メイン] 畠山 香織 : 粗悪なマイクを使い、パフォーマンスを行う少女の姿が
そしてその周りには、そんな歌姫に歓声を向ける者達の姿が。

[メイン] 一条 蛍 : 菓子パンを片手に、公園をうろうろとしながらも。
小さな公園、だからこそよく青空に響く声が。

[メイン] 一条 蛍 : 「あれが……畠山さん?」
 カラフルで綺麗な髪色……生まれつきなのかな。と内心で思いつつ。
ちらりと熱気あふれる会場とかしたそこへと、目をやる。

[メイン] デイビット・マルティネス : 「…ナイトシティよりは何倍もマシだけど、すごい治安だな」

[メイン] デイビット・マルティネス : 「っと、どれどれ?」

[メイン] 一条 蛍 : そこはまさしく熱気。
……そんな場所に、一歩を踏み出す勇気がなかった。
進むか引くかの半々の立場にいる。

[メイン] リィ舞阪 : 「ああまあ、映像の通りあの少女だな」

[メイン] 一条 蛍 : あ、あれです…!と畠山に指さしつつ。

[メイン] デイビット・マルティネス : 「おお、映像通り!」

[メイン] リィ舞阪 : 「あー……なら」

[メイン] リィ舞阪 : 「とりあえず行ってこい」

[メイン] デイビット・マルティネス : 「行こうぜ、近くの方が見やすいだろ!」

[メイン] デイビット・マルティネス : 一条の手を取ると、群衆に向けて歩き出す

[メイン] 一条 蛍 : 「へっ……あっ、うわわわ……!」

[メイン] 一条 蛍 : リィの言葉に顔を向けた途端、デイビットに手を引かれ、まっすぐと群衆の中へと歩いていく。
間違うことなく、ただ自信のままに進む姿に、少し目を大きくしながらも。

[メイン] リィ舞阪 : 「仲睦まじいこった」

[メイン] 一条 蛍 : 「すみま……あ、ありがとうございます……」
と、謝罪が出そうになったが、慌てて感謝の言葉を返し、畠山へと目線を送る。

[メイン] GM : 歌姫の生ライブ。安く、ボロボロの機材を使っているにも関わらず
それはまるで、武道館ライブ並みの音響を発しており─────。

[メイン] GM : ─────RC判定、或いは知識:レネゲイド判定。
難易度は、8。

[メイン] 一条 蛍 : 1dx+1=>8 (1DX10+1>=8) > 3[3]+1 > 4 > 失敗

[メイン] デイビット・マルティネス : 4dx (4DX10) > 7[4,5,7,7] > 7

[メイン] 一条 蛍 : 妖精の手使いましょうかね~……?

[メイン] デイビット・マルティネス : 財産点!

[メイン] GM : どぞ

[メイン] system : [ デイビット・マルティネス ] 財産点 : 5 → 4

[メイン] system : [ 一条 蛍 ] 侵蝕率 : 55 → 59

[メイン] 一条 蛍 : 1dx+11=>8 (1DX10+11>=8) > 9[9]+11 > 20 > 成功

[メイン] リィ舞阪 : 5dx10+9>=8 (5DX10+9>=8) > 10[6,6,8,8,10]+10[10]+1[1]+9 > 30 > 成功

[メイン] GM :  

[メイン] GM : ─────彼女の歌は。

[メイン] 畠山 香織 : 《七色の声》《空の楽器》《快楽の香気》《竹馬の友》

[メイン] GM : ─────世界を、壊すものだった。

[メイン] GM :  

[メイン] デイビット・マルティネス : 「…オイオイオイ!!」

[メイン] デイビット・マルティネス : 冷や汗をかきながら、歌に含まれるエフェクトの危険性へと目を剥き

[メイン] 一条 蛍 : 「…………!」
この歌は……

[メイン] デイビット・マルティネス : 「どうする、このまま流してたら大事故だ!!」

[メイン] デイビット・マルティネス : 通信機を通じ舞坂へも聴こえるように伝える

[メイン] 一条 蛍 : ごくり、と息を呑む。
レネゲイドに詳しくもない蛍でもわかる。この歌の密度は、凄まじいものだった。
びりりと、空間を震わせるような歌。

[メイン] 一条 蛍 : 周りを見ていても、よく見れば……目が、虚ろのような。
呆けた表情の人が多かった。

[メイン] リィ舞阪 : 「……」

[メイン] デイビット・マルティネス : 「…記憶処理の手間があるが、いっそステージに飛び込んで…!!」

[メイン] リィ舞阪 : マジ?マジか。
正気じゃねえな、いや何も知らないのか?

[メイン] 一条 蛍 : 「……今は、まだ……歌うのは止めないでください」

[メイン] リィ舞阪 : 「……あー、仕方ねえな」

[メイン] デイビット・マルティネス : 「……でも、この量は…!!」

[メイン] リィ舞阪 : と、男がどこからか取り出したのは少しばかり一人用とは思えない量の紙袋であり

[メイン] 一条 蛍 : 「……畠山さんがどんな遺志であれ、自分を伝えようとしているのがあのことなら……
 この一曲は、まだ……邪魔しちゃいけないと思います」

[メイン] リィ舞阪 : 「あーあー!!クソッ、買ったのは良かったけど賞味期限きてんじゃねえかこれ!」

[メイン] リィ舞阪 : わざとらしく大声で叫ぶ

[メイン] デイビット・マルティネス : 「っ──!?」

[メイン] 一条 蛍 : と、デイビットと返す。
せめて、次の歌のスパンに話をかければ────。

[メイン] 一条 蛍 : 「……へっ!?」

[メイン] デイビット・マルティネス : 舞坂、何を……!

[メイン] GM : 「「「─────!!!」」」
バッ、と彼女のライブを聴く大衆の目が、リィ舞阪へと向けられる。

[メイン] リィ舞阪 : 「やってらんねえ!俺は賞味期限切れのものは食べられねえんだよなぁ!!」

[メイン] GM : そう、この地区にいる者達は皆……ほとんどが、放浪者。
満足いく食事も、ままならず。

[メイン] リィ舞阪 : 「かと言って捨てるのも勿体ねーからよー……あ?何?なんだ?」

[メイン] GM : 生物としての本能が、リィ舞阪の言葉に大きく揺らがされ。

[メイン] リィ舞阪 : 「まあ欲しいのならくれてやるわ」

[メイン] GM : 「おい兄ちゃん!!だったらソイツ!俺にくれよぉ!」
「あぁん!?いや俺のものだ!」
「へ、へへへ!兄ちゃん!こいつらよりも俺に……」

[メイン] GM : 身なりの汚い年寄りが怒号、或いは媚びを売る。

[メイン] 一条 蛍 : わっ……!?一斉に目が向いた……!?
と、その様子に一瞬、目を見張りながらも。

[メイン] 一条 蛍 : 顔は正面を向いたまま、耳はそのライブに傾ける。

[メイン] デイビット・マルティネス : 「………参ったな、あんな手があったのか」

[メイン] リィ舞阪 : アイコンタクト、急げと。

[メイン] GM : 「「「うおおぉぉおおぉぉ~~~!!」」」
放浪者の群れが、一気に集い始める。臭いもかなりキツい。

[メイン] GM : ─────そして、歌姫のライブを聴く者は、もういない。

[メイン] 畠山 香織 : 「♪~~~~~~~~~~~ッ!!!!」
それでも彼女は、歌っていた。叫んでいた。

[メイン] デイビット・マルティネス : 頷くと、ステージに上がり込まぬにしろ一気に近づく

[メイン] 一条 蛍 : その叫びに、蛍は耳を傾けていた。
周りにいた観客たちが波のように引いた後も、砂浜に残る貝殻のように、その歌声を聞きながら。

[メイン] デイビット・マルティネス : 「……二人には、悪いけど」

[メイン] リィ舞阪 : 気が付けば、男の視線は歌姫に向かっている

[メイン] デイビット・マルティネス : そういうと、ステージへと上がり込み
楽器を掴む

[メイン] 畠山 香織 : 「─────なっ!?」

[メイン] デイビット・マルティネス : 「…ストップだ」

[メイン] 畠山 香織 : ライブは、中止される。

[メイン] リィ舞阪 : ────後一手遅れたら巻き込んでたな
と、言いたげに

[メイン] 畠山 香織 : 「ちょ、ちょっと……!?何するのさ……!?」

[メイン] 畠山 香織 : カラフルな髪の少女はデイビッドに目を向け、眉を吊り上がらせる。

[メイン] 一条 蛍 : 「……はっ……!えっと……!」
と、傾けていた耳を止め、ステージに慌てて、駆け上がり。

[メイン] デイビット・マルティネス : 「…あんたの歌について、詳しく聞かないといけないんだ」

[メイン] デイビット・マルティネス : 「…UGNって言ったらわかるか?」

[メイン] 畠山 香織 : 「……………え?……それって、どういう……?
 ……?……ゆーじーえぬ……?」

[メイン] 畠山 香織 : 小首を傾げ、訝しげに思うような表情を向ける。

[メイン] 一条 蛍 : 「あ、それと……喉……乾いてませんか?」
持ってきていた菓子パンと、水を見せながら。

[メイン] デイビット・マルティネス : 「(…背後にいる組織は、FHじゃないのか?あるいは覚醒したばっかりなのか)」

[メイン] 畠山 香織 : 「…………え?…………そ、それは……」
蛍の持つ菓子パンと水を見て、ごくりっと喉を鳴らす。

[メイン] デイビット・マルティネス : 「……んーっとさ、こっちが詳しく話さなきゃいけないみたいだからさ」

[メイン] デイビット・マルティネス : 「ちょっと付き合ってくれないか? それと一緒に、何か奢るよ」

[メイン] 畠山 香織 : 「…………えっと……あなた達は……もしかして……」

[メイン] 畠山 香織 : 「……スカウトに?」
少し、目を輝かせながら、期待するような目線を。

[メイン] 一条 蛍 : その様子に、にこり……!と笑いかけて。
どうぞ、と畠山にぽん、と置きつつ。

[メイン] デイビット・マルティネス : 「……あ、ある意味正解」

[メイン] デイビット・マルティネス : 秘密組織へ、だけれど

[メイン] 畠山 香織 : 「!!!! そ、それじゃあ……私、これから……!
 ミュージシャンとして、デビュー、できるの……!?」

[メイン] 畠山 香織 : さらに目を輝かせる少女。

[メイン] 畠山 香織 : 蛍から菓子パンと水を受け取り、あ、ありがとうございます……!と
ぺこりとお辞儀をしつつ。

[メイン] 一条 蛍 : 「あ、厳密には……そういうわけではなくて……!
 えっと、じゃあ……ここで歌っていたのは……スカウトのため、なんですか?」

[メイン] 畠山 香織 : 「……………へ?……違うん、だ……」
しょんぼりとしつつも。

[メイン] 畠山 香織 : 「………そうよ、私は……私の歌で……食べていきたくて」

[メイン] 畠山 香織 : ただ、そこから先は少し言いづらそうに、視線を逸らす。

[メイン] 畠山 香織 : 彼女は家出少女、捜索願も出ている。
都心で生ライブを行うわけにもいかない、といったところだ。

[メイン] リィ舞阪 : 「まあ積もる話をここでしても仕方ないだろ」
少し遠くから離れていた男が、歩いてきて

[メイン] デイビット・マルティネス : 「…だな」

[メイン] リィ舞阪 : 「落ち着いて話せる場に行くべきだと思うぜ?」

[メイン] 畠山 香織 : 現れるリィ舞阪に、びくっとしつつも、こくりと頷く。

[メイン] デイビット・マルティネス : 「だーな、丁度近くにバーガーショップがある」

[メイン] 畠山 香織 : スカウト、という意味もよく分からないまま。

[メイン] 畠山 香織 : 「……!」
バーガーショップという単語にまた、目を見開かせる。

[メイン] デイビット・マルティネス : スマホを片手に、検索を終えて報告し
ふと疑問を口に出す

[メイン] デイビット・マルティネス : 「行きがてら、でいいんだけどさ。誰かにアドバイスとか貰ってるの?」

[メイン] 一条 蛍 : 畠山に、なるほど……と頷きつつ。

[メイン] 畠山 香織 : 「?……アドバイス、っていうと……?」
小首を傾げ。

[メイン] デイビット・マルティネス : 「発声とか、場所とか?」

[メイン] デイビット・マルティネス : 「この辺、スカウトが多そうには見えないからさ」

[メイン] 一条 蛍 : 「え……独学であの歌声を披露してたんですか!?
 こんな広場で、一人だけで……!?」

[メイン] 一条 蛍 : 首を傾げた様子に、純粋に目を見開く。

[メイン] デイビット・マルティネス : 「なんでここなのかなーって」

[メイン] 畠山 香織 : 「…………あ……それは、そうじゃないん、だけど………」
言いづらそうな顔。

[メイン] 畠山 香織 : 「………口止め、されてるので、そこだけは……」

[メイン] デイビット・マルティネス : 「……んー、気になるけど、約束なら一旦仕方ないか」

[メイン] 一条 蛍 : 「……それなら、言わなくて平気ですよ
 例え他の人がいたとしても、畠山さんの歌声は素敵でしたし……」

[メイン] 一条 蛍 : こくり、と頷きつつ。

[メイン] 畠山 香織 : 「……………!!……あ、ありがと……」
少し頬を朱に染めつつ。

[メイン] 一条 蛍 : 「それに、スカウトという件も……満更、嘘でもないかもしれません
 ”歌姫”って、SNSで拡散されているらしいですし……」

[メイン] リィ舞阪 : 「んじゃバーガーショップだったか?そこ行くぞ。今なら人も多分少ないだろ」
そう、提案した時に

[メイン]   :  

[メイン]   :  

[メイン]   : 「─────それは困るねぇ」

[メイン]   :  

[メイン]   :  

[メイン]   : 年寄りの声が、3人の耳に。

[メイン]   : 浮浪者の集う公園に、一人の白髪の男が、ニコニコとした表情でやってくる。

[メイン] デイビット・マルティネス : 「…困るのか」

[メイン]   : その手には─────パンが、あった。

[メイン] 一条 蛍 : 「…………!」

[メイン] デイビット・マルティネス : 「どうしてか、教えてもらえると嬉し……パン?」

[メイン]   : 「畠山ちゃん、美味しいご飯なら僕が持っているよ」

[メイン] リィ舞阪 : 即座に声の方に振り向く、喜悦などの感情も混ぜた上で

[メイン] デイビット・マルティネス : 振り抜いた先にあったのは、パンだった

[メイン]   : 「ん?それはそうだねぇ」

[メイン]   : 「─────君達がUGNだから、かなぁ?」

[メイン] デイビット・マルティネス : 「──────」

[メイン] デイビット・マルティネス : 警戒に目を開き

[メイン]   : ニコニコと微笑む白髪の男。

[メイン] 一条 蛍 : 冷や汗を、掻く。
その声には余裕が詰まっており、まるでこちらに敵視もしていないはずなのに、どこか薄気味悪く。

[メイン] 畠山 香織 : 「─────!……あ、ご、ごめんなさい……」

[メイン] デイビット・マルティネス : 「…なんで、UGNだとダメなんだ?」

[メイン] リィ舞阪 : 「………」
目を細め

[メイン] GM : 何故。

[メイン] デイビット・マルティネス : 一歩前に出て、目を合わせる

[メイン] GM : それは、あなた達であれば直観的に気が付くかもしれない。

[メイン] GM : ─────男の周囲に渦巻くレネゲイドの奔流。
これは、通常のオーヴァードではありえない。

[メイン] GM : 侵蝕率100%を遥かに越す、"ジャーム"に現れる現象。

[メイン]   : そして、デイビッドの言葉に、白髪の男はゆっくり、口を開く。

[メイン] デイビット・マルティネス : 相手の“事実”に気づき
冷や汗が噴き出、足が後ろへと逃げそうになるが──

[メイン] 一条 蛍 : 「…………もしかして、あの人がご飯を……?」
と、畠山に小声で、尋ねつつ。

[メイン] リィ舞阪 : 苦笑いか、愛想笑いか、引き攣った笑いか
笑みを浮かべながらも、老人を見て

[メイン] ジャームおじさん : 「UGNは良くない組織だからねぇ」

[メイン] ジャームおじさん : 男は、淡々とそう告げた。

[メイン] 一条 蛍 : …………!……こっちに、来る……!
ぞわりとした気配を感じ、一歩下がりそうになるも。

[メイン] デイビット・マルティネス : 一歩も下がらず
気の抜けた顔に対して

[メイン] 畠山 香織 : 「─────ジ、ジャムおじさん!待って!」

[メイン] ジャームおじさん : ジャムおじさんと呼ばれる男は、首を傾けながら。

[メイン] ジャームおじさん : 「そうだよぉ、僕がみんなにご飯を分け与えていたんだよぉ」

[メイン] ジャームおじさん : 「これもみんな、お腹を空かせたみんなのためさぁ
 飢え死にしちゃうのは嫌だからねぇ」

[メイン] デイビット・マルティネス : 「……言いたいことは、わかった」

[メイン] リィ舞阪 : 「おいおい、餌を与えるような真似はやり続けるなよ」

[メイン] デイビット・マルティネス : 男の内面をある程度察して、されども引かず

[メイン] リィ舞阪 : 「居なくなっちまった時に戻れなくなっちまうぜ?食った側が」

[メイン] デイビット・マルティネス : 「でも、この力を使った物が引き起こす事を、アンタだって知らないわけじゃないだろ?」

[メイン] 一条 蛍 : 飢え死に……?
そういえば畠山さんも、お腹を空かせていた。
……どうして?家があるんじゃないの……?家出しているから……?なら、何で止めないの……?

[メイン] ジャームおじさん : その言葉に、にっこりと笑い。

[メイン] デイビット・マルティネス : 「…“それでも”、我慢できなかったんだろうけど」

[メイン] ジャームおじさん : 「─────美味しいご飯を食べられるなら、それでいいんじゃないかい?」

[メイン] デイビット・マルティネス : 彼はエッジの向こう側にいる
自分は、その縁を走っているだけ

[メイン] ジャームおじさん : あなた達の目の前に立つ男には、正気等無かった。
侵蝕率100%以上の安定体、衝動に生きる存在。

[メイン] ジャームおじさん : "ジャーム"だ。

[メイン] デイビット・マルティネス : …きっと、彼は昔
あるいは事故、又は必然的
そんな事情で

[メイン] デイビット・マルティネス : その先へと行かなければならなかったのだろう、否が応にも

[メイン] リィ舞阪 : そして──男は、フォルテッシモはそのパンの方をちらりと見る

[メイン] リィ舞阪 : 何となくだが、嫌な予感がしたのもあり───

[メイン] リィ舞阪 :  

[メイン] リィ舞阪 : 能動調査
パンにレネゲイド反応はあるか RCで

[メイン] GM : 8

[メイン] リィ舞阪 : 5dx10+9>=8 (5DX10+9>=8) > 10[5,5,6,8,10]+3[3]+9 > 22 > 成功

[メイン] GM :  

[メイン] GM : ある。

[メイン] GM : 《無上厨師》

[メイン] GM :  

[メイン] リィ舞阪 : 1時間前にもしもとかを考えていた時に、ある程度外れたら(UGN的には)いいだろうと思っていた事が見事に的中してしまったフォルテッシモは

[メイン] リィ舞阪 : 眉間に皺を寄せつつ三日月状に笑みを浮かべるという非常にちぐはぐな表情を浮かべて

[メイン] リィ舞阪 : 「居なくなっちまった時に戻れなくなっちまうぜ?食った側が」

[メイン] リィ舞阪 : と、同じ事を言った。

[メイン] リィ舞阪 : 俺達がいなくなってしまえば当然戻れなくなるようで
じゃあアレがいなくなってしまったらそれはそれで、と…

[メイン] ジャームおじさん : アーチ状のような目は、不変。

[メイン] ジャームおじさん : 「じっくりお話しようかねぇ」

[メイン] ジャームおじさん : 《ワーディング》

[メイン] デイビット・マルティネス : 「…構わないよ」

[メイン] ジャームおじさん : ─────周囲にいた放浪者達が、倒れる。

[メイン] 一条 蛍 : 「……なっ……!?」

[メイン] ジャームおじさん : UGNにとって不都合な、話されたくない事が、話されるだろう。

[メイン] デイビット・マルティネス : 目を細め、浮浪者達を悼みながらも向き合い

[メイン] ジャームおじさん : 「オーヴァードは、すごい力を持っているからねぇ
 やろうと思えばなんだってできる、この通りねぇ」

[メイン] リィ舞阪 : 「──俺としては、俺としては本当に"その判断"でも良かったのだが」

[メイン] リィ舞阪 : 「派手にやりやがる」

[メイン] ジャームおじさん : にこにこ。

[メイン] 一条 蛍 : ぞわり、と……”既視感”を覚えながら。
倒れゆく浮浪者たちに、目を向けて。

[メイン] 一条 蛍 : 「……なんでこんな……乱暴な……!」

[メイン] ジャームおじさん : 「でも、お腹を空かせてしまえば、案外あっさりと死んでしまうんだよねぇ」

[メイン] ジャームおじさん : 「聞かれたくないだろう?違うのかい?UGN」
蛍を見て、にこにこと。

[メイン] 一条 蛍 : 蛍は駆け寄ったが、誰にも今の衝撃で怪我がなかったのが幸いした。
リィが集めた影響で団子状態になっており、お互いがクッションとなっていたようだ。

[メイン] デイビット・マルティネス : 「……イチジョー、倒れた人達を今のうちに」

[メイン] デイビット・マルティネス : 「俺は、この人の話を聞く」

[メイン] 畠山 香織 : 畠山は、ガクガクと震えていた。
ジャームおじさんの変貌に、恐れている様子だ。

[メイン] 一条 蛍 : 手をぎゅっと握り。……言い返せず。
その目には、少し怖さを覚えつつも。

[メイン] デイビット・マルティネス : 「…安心してくれ、ちょっと大事な話をするだけなんだ」

[メイン] デイビット・マルティネス : 無理にでも頬を吊り上げて、笑顔を向ける

[メイン] 一条 蛍 : 「……!
 ……デイビット……さん……!」

[メイン] デイビット・マルティネス : 「…大丈夫、大丈夫なんだ」

[メイン] デイビット・マルティネス : 言い聞かせるようにも聞こえる言葉を放つと、男へと向き直る

[メイン] 一条 蛍 : 頬が引き攣っているのは……伝わる。
けれど、その彼の熱意も同じく伝わり。

[メイン] 一条 蛍 : 「……大丈夫です、畠山さん……!
 …………今は……どこかに……!」

[メイン] 畠山 香織 : 「………!は、はひっ……!」

[メイン] 一条 蛍 : 震える彼女の手を、両手で握り。
安心させるように……拙くとも、ニコリと笑い。

[メイン] 畠山 香織 : 畠山が、覚醒したばかりであろう様子が伝わるだろう。

[メイン] 畠山 香織 : 「っ………」
握られた手に、少し安心感を覚えるような表情を浮かべつつ。

[メイン] 一条 蛍 : ……今一番怖いのは……畠山さん……のはず。
だって、親しかった人がこんなことをしているのだから……

[メイン] リィ舞阪 : 「で、どんな話よ」

[メイン] 一条 蛍 : こちらの握る手も……震えつつも。
ぎゅっと離さずに、つたつたと離れていく。

[メイン] リィ舞阪 : 怯えも見せず、淡々と聞く
一切の恐怖心すら感じさせずに尋ねる声は彼の自信から来るものか、或いは

[メイン] ジャームおじさん : 相も変わらず、にこにことしながら。
デイビッドの"大事な話"に、耳を傾けているようで。

[メイン] リィ舞阪 : 「ガキ2号。テメェも一歩くらい下がってろ」

[メイン] リィ舞阪 : 「もしも巻き込まれても保証出来んぞ」
と、デイビットに

優秀なコントロール能力を持つフォルテッシモがそう言う事は、文字通りの意味だろう 目の前のジャーム相手にそう言った加減は出来ない事も指している

[メイン] デイビット・マルティネス : 「……嫌だ、まだ。一歩は引けない」

[メイン] デイビット・マルティネス : 声は震えつつ、体は揺るがず不動を示す

[メイン] デイビット・マルティネス : 「相手は、一歩も引かずに戦ってああなったんだ。なら……」

[メイン] デイビット・マルティネス : 「ちょっと痛いのが怖いからって引き下がってたら、俺は絶対に届かない……!!」

[メイン] デイビット・マルティネス : そう言って、話を切り出す

[メイン] デイビット・マルティネス : 「アンタに何があったんだ、なんでハタケヤマがいなくなったら困っちまうんだ」

[メイン] デイビット・マルティネス : 「教えてくれ」

[メイン] ジャームおじさん : にこにことしながら、その顔に影が差し掛かる。

[メイン] ジャームおじさん : 「いいよぉ、まだ矛を向けないということは
 交渉をしたいということだろうからねぇ」

[メイン] デイビット・マルティネス : 「…話が、できるなら。そうするさ」

[メイン] ジャームおじさん : にこにこと微笑みながら。

[メイン] ジャームおじさん : 「─────まぁ、僕ね、昔は君達と同じくUGN所属だったんだよぉ」

[メイン] ジャームおじさん : 「エスケープキラーって知ってるかい?
 心を殺し、裏切者を抹殺する使命の与えられた者達の名だよぉ」

[メイン] デイビット・マルティネス : 「…評判は、聞いてるよ」

[メイン] デイビット・マルティネス : 「つらくて、いっぱい脱落する人がいるって噂を聞いた」

[メイン] ジャームおじさん : そしてジャームおじさんは、白い帽子を外す。
そこには、生々しい手術の痕が。

[メイン] ジャームおじさん : 「そうだよぉ」

[メイン] ジャームおじさん : 「だから僕は、手術を受けたんだよぉ
 ─────感情を無くす手術を、ねぇ」

[メイン] デイビット・マルティネス : 「なっ────!?」

[メイン] ジャームおじさん : にこにことしたまま。

[メイン] デイビット・マルティネス : 「バカなッ!? そんな、そんなジャームになるような真似、日本の、UGNが許可するわけ……!!」

[メイン] ジャームおじさん : 「人員不足」

[メイン] ジャームおじさん : 「エスケープキラーを脱落する理由には、感情が起因しているからねぇ
 だから、それを取っ払ってしまえば、という算段だったんだろう」

[メイン] デイビット・マルティネス : 「…なんて、事を」

[メイン] ジャームおじさん : 「それに、忠誠心というものさえあれば、"日常"との繋がりは保てるからねぇ」

[メイン] ジャームおじさん : 「それに、連帯感だってあったさ
 僕の同期に、バタコという……僕よりも優秀なエージェントがいてねぇ」

[メイン] ジャームおじさん : 「同じく、感情を無くす手術を受けた、エスケープキラーだったよぉ」

[メイン] ジャームおじさん : 「でも─────」

[メイン] ジャームおじさん : 「─────感情って、無くしても……生えちゃうんだねぇ」
にこにこにこ。

[メイン] デイビット・マルティネス : …デイビットの顔が悲壮の色で染まる
確かに、先程から男の声色には希薄ながらも感情の色があった

[メイン] デイビット・マルティネス : …そして、件のエージェントの末路にも察しがつく

[メイン] ジャームおじさん : 「僕も、バタコも、"子ども"を何人殺しちゃったかねぇ」

[メイン] ジャームおじさん : 「……食事も、喉を通らなかったよ、バタコは
 先にやつれちゃったさぁ、それでも忠誠心があったからね
 最期の最期まで、使命を果たそうとしてたよぉ」

[メイン] ジャームおじさん : そうしてジャームおじさんは
ジャムった粗悪な拳銃を、デイビッドの前に投げ捨てる。

[メイン] デイビット・マルティネス : 拾い上げ、マジマジと見つめる

[メイン] デイビット・マルティネス : 「……これは」

[メイン] ジャームおじさん : 「バタコのだよぉ」

[メイン] ジャームおじさん : 「……もう、死んじゃったけどねぇ、餓死さ、餓死」

[メイン] デイビット・マルティネス : 「…だから、アンタは。友達みたいな人を二度と出さない為に、パンを作って配るのか」

[メイン] ジャームおじさん : にこにこにこ。

[メイン] ジャームおじさん : 「餓死って、辛いからねぇ」

[メイン] ジャームおじさん : 「……それに、UGNに対する恨みもあるさぁ
 畠山くんを、それでも連れていくのかい?」

[メイン] デイビット・マルティネス : 「…恨みしかないなら、な。ハタケヤマにこだわってた理由はなんなんだ?」

[メイン] ジャームおじさん : 「お腹を空かせていた、そして君達の手に渡らせたくない
 理由としては不十分かい?」

[メイン] デイビット・マルティネス : 「…なるほどな」

[メイン] デイビット・マルティネス : 本物だ、この相手は

[メイン] デイビット・マルティネス : 情けでもなく、ましてや実利でもなんでもない。手を伸ばす理由が信念一つで罷り通る

[メイン] デイビット・マルティネス : 頷く他なく

[メイン] デイビット・マルティネス : 「…本当に、それだけなのか?」

[メイン] デイビット・マルティネス : まだ頷けない
それ以外にあるのなら、まだ手を尽くす事ができるかもしれない

[メイン] デイビット・マルティネス : 願いに近い事を思いながら
真っ直ぐと目を見つめて答えを待つ

[メイン] ジャームおじさん : にこにこにこ、とデイビッドを見つめながら。

[メイン] ジャームおじさん : 「君の要求を聞こうかい?」

[メイン] ジャームおじさん : 衝動に生きる者とは、そういうものだ。
そうしなければならないという、大きな使命感によって動かされる。

[メイン] ジャームおじさん : 「─────君は、どんな"笑顔"が見たいんだい?」

[メイン] ジャームおじさん : 源泉は、これだ。
感情を無くした慣れ果ては、"笑顔"を望む。

[メイン] デイビット・マルティネス : 「────俺は」

[メイン] デイビット・マルティネス : 自分に夢はない、“笑顔”
それに、値する物があるとすれば
自分の脳裏に浮かぶのは────

[メイン] デイビット・マルティネス : 愛すべき人や、既に奪われた物
得たものに、取り戻せない物

[メイン] デイビット・マルティネス : 「俺の、見たい物は──!!」

[メイン] リィ舞阪 : 「そこまでだ」

[メイン] リィ舞阪 : 「おい、お前だ。お前に言ってるんだよジジイ」

[メイン] リィ舞阪 : 「半日待て。この場合は食料配給含めた諸共全てな」

[メイン] ジャームおじさん : 「………………」
にこにこにこ。

[メイン] リィ舞阪 : 「その間UGN側が特例としてこの公園の奴らに対する食料供給をする。こっちも色々とあるんでな」

[メイン] ジャームおじさん : 「…………構わないよぉ」

[メイン] リィ舞阪 : 「当然そこのガキを連れて行くのもダメだ。どうもこっち側のガキ一人が話したがっててな」

[メイン] ジャームおじさん : ジャームおじさんは、公園内にあるベンチに
どっこらせ……と、座る。

[メイン] リィ舞阪 : 「なら問題ない。即座に闘えないのは俺としては些か不本意だがな」

[メイン] ジャームおじさん : にこにこにこにこ。としながら、あなた達の導き出す"答え"を待つようだ。

[メイン] リィ舞阪 : 「感謝するぜ」
珍しく感謝の言葉を述べる。行動機序に則ったのもあるだろうが、一度引くのならば戦う理由も今は無い

[メイン] リィ舞阪 : 「よし行くぞガキども」

[メイン] デイビット・マルティネス : 「……ああ、わかった」

[メイン] 一条 蛍 : その声に合わせて、ひょこ…と現れ、そして頷く。

[メイン] 一条 蛍 : 怯えて震える畠山さんの手を握り、そして彼女を一人にしないようにとしつつ、リィの後を追う。

[メイン] リィ舞阪 : 「………」

[メイン] リィ舞阪 : 「追加報酬、来たらいいんだがなぁ」

[メイン] リィ舞阪 : そう言って端末を開いて───

[メイン] リィ舞阪 :  

[メイン] リィ舞阪 :  

[メイン] デイビット・マルティネス : 『Can I stay still?』登場:自由

[メイン] デイビット・マルティネス : 59+1d10 登場/リザレクト (59+1D10) > 59+7[7] > 66

[メイン] system : [ デイビット・マルティネス ] 侵蝕率 : 59 → 66

[メイン] 一条 蛍 : 59+1d10 登場/リザレクト (59+1D10) > 59+2[2] > 61

[メイン] リィ舞阪 : 1d10 (1D10) > 8

[メイン] system : [ 一条 蛍 ] 侵蝕率 : 59 → 61

[メイン] デイビット・マルティネス :  

[メイン] デイビット・マルティネス : 男との対面を終え
俺たちは手続きのために、UGNの息のかかった支部を訪れた……ら

[メイン] デイビット・マルティネス : 「…早速連れて行かれたな、風呂がどーとか言ってたけど」

[メイン] デイビット・マルティネス : 頭を掻きながら、備え付けられた椅子に座る

[メイン] リィ舞阪 : フォルテッシモは特に何も言わずに、腕を組んでいる

[メイン] 一条 蛍 : 「あの時、お腹も空いていましたから……
 満足にお風呂も入れてなかったのかもしれません……」

[メイン] デイビット・マルティネス : 「そーいう事……だろうな、でさ」

[メイン] 一条 蛍 : 畠山さんが少しの時間でも、休めそうでよかった……と思いつつ。

[メイン] デイビット・マルティネス : 「ハタケヤマには、どう説明する?」

[メイン] 一条 蛍 : 「あ……そう、ですね……………どう説明すれば……いいんでしょう」

[メイン] デイビット・マルティネス : 「…明け透けに言ってもややこしくなるだろうし。オブラートに包むにも、限度があるよな」

[メイン] 一条 蛍 : ……ありのままを伝えてしまったら、自分のしたことに傷ついてしまう……かも……しれない。

[メイン] リィ舞阪 : 「そのまま普通に誠意を込めて、でいいだろ」

[メイン] デイビット・マルティネス : 「…ん」

[メイン] リィ舞阪 : 「細かい説明なんて組織で保護してからでもやれるだろうしな」

[メイン] デイビット・マルティネス : 「……そうだな」

[メイン] デイビット・マルティネス : 「やった事に関して、責任は感じるだろうが。全部隠して伝えるなんてできないか」

[メイン] デイビット・マルティネス : 頬杖を突き

[メイン] デイビット・マルティネス : 「……誰が伝える?」

[メイン] 一条 蛍 : 「…………そうですね
 ……それなら、私に伝えさせてほしいです」

[メイン] 一条 蛍 : リィの言葉に、ハッと。

[メイン] リィ舞阪 : 「ほう……」

[メイン] デイビット・マルティネス : 「ん、イチジョーが行くのか」

[メイン] 一条 蛍 : 私が……暴れてしまった時も、UGNは、隠さず話してくれた。
……隠す……とかは、確かにしていなかった。

[メイン] 一条 蛍 : おずおずと、こくりと頷き。

[メイン] 一条 蛍 : 「……私は……お二人のように、やり方に慣れているわけではないんですが……
 その、あの……」

[メイン] リィ舞阪 : 「はーん?」

[メイン] 一条 蛍 : 「……もし、ありのままを伝えるなら、伝えて終わりじゃなくて……
 隣に、いたいって思ったから……です」

[メイン] 一条 蛍 : つまりは、これが蛍の”普通に誠意を込めて”
というやり方なのだろう。

[メイン] デイビット・マルティネス : 頷きながら、腕を組む

[メイン] リィ舞阪 : 「まあ、そこはわかるんだが」

[メイン] リィ舞阪 : 「ちーっとばかし、腑に落ちない点があるんだな、これが」

[メイン] デイビット・マルティネス : 「…さっき、指示を無視した件か?」

[メイン] デイビット・マルティネス : 申し訳なさそうに声を上げる

[メイン] 一条 蛍 : 「……腑に落ちない……ですか……?」
と、恐る恐ると。

[メイン] リィ舞阪 : 「そうなんだよ」

[メイン] リィ舞阪 : 「まあ、その前にお前がUGNに来てから何日経ったか、が先決か。この仕事初めてどのくらいだ?
ん?」
フォルテッシモは、蛍に対し尋ねる

[メイン] 一条 蛍 : 「え、ええっと……10日ほど……でしょうか」

[メイン] リィ舞阪 : 「───1日ではない、と」

[メイン] リィ舞阪 : 「そうかそうか、なら俺の疑問が無駄にならなくて済みそうだ」

[メイン] 一条 蛍 : と答える。
しかし、UGNに悩みの末自ら志願しイリーガルとなった蛍は、これが初仕事とも言える。
まだ成り立てには変わりない。

[メイン] 一条 蛍 : 疑問……ですか……?と首を傾げて。

[メイン] リィ舞阪 : 「そうなんだよな。まあ単刀直入に言うが」

[メイン] リィ舞阪 : 「テメェ、どうしてあの歌を止めてやらなかった?」

[メイン] リィ舞阪 : 「いや、まあ、思うところがあるのはわかるぜ?」

[メイン] リィ舞阪 : 「その上で、最低限レネゲイドが危険ってのはUGNは教えてるはずだよな?」

[メイン] 一条 蛍 : 「それは………………」
と詰まるが、リィにおそるおそると顔を上げて。

[メイン] リィ舞阪 : 「それは…?」

[メイン] 一条 蛍 : 「……私は止められませんでした
 彼女の全部を歌に込めたようなものは、せめて……一曲歌わせてあげてから、止めるべきじゃないかって」

[メイン] リィ舞阪 : 「ほーう」

[メイン] リィ舞阪 : 「いやいやいや、テメェいい趣味してるぜ、ガキなのによ」

[メイン] リィ舞阪 : 「恐れ入った恐れ入った。いい趣味してるわ」

[メイン] リィ舞阪 : 「───周りの浮浪者とかの事、何も考えてねえもんなぁ?」

[メイン] 一条 蛍 : 蛍はこう感じた。
自信の無い蛍の目には自身を猛烈にアピールし、光る彼女に。まさしくファンとなって、歌う途中で介入できなかった……と。

[メイン] リィ舞阪 : 「歌ってたら他人害していいってか!そして心が篭ってたならそれを静観してもいいと!」

[メイン] デイビット・マルティネス : 「……援護して貰ったのに、手間取ったのは悪かったよ」

[メイン] デイビット・マルティネス : 「だが、小学生相手に寄りすぎだ。加減してやってくれよ」

[メイン] デイビット・マルティネス : 舞阪に頭を下げる

[メイン] 一条 蛍 : う……とリィの言葉に、口を詰まらせながら。

[メイン] 一条 蛍 : 「………………すみませんでした……
 ……私には、止めるだけの勇気が……無かったのかも……しれません」

[メイン] リィ舞阪 : 「女だから?見た目が良かったから?歌に心がこもっていたから?何にせよテメェが放置してた事実に変わりはねえが」

[メイン] リィ舞阪 : 「寄りすぎだ?次同じミスしたらどこに責任が行くんだ?」

[メイン] デイビット・マルティネス : 「……次に、同じミスをしないようにってのはわかるが」

[メイン] 一条 蛍 : 「デイビットさん……
 でも、リィさんの……言う通り……だと思います
 ……その通りかもしれません、目に入っていなかったんじゃないか……って」

[メイン] デイビット・マルティネス : 頭をガシガシと掻き

[メイン] デイビット・マルティネス : 「…イチジョー」

[メイン] デイビット・マルティネス : 「仕方ないさ、あんな真似してる奴がいたら俺だって頭が真っ白になる」

[メイン] 一条 蛍 : そこは……申し訳ありません。と、二人に頭を下げながら。

[メイン] デイビット・マルティネス : 実際、デイビットもレネゲイドの隠匿という事実を忘れ危うく飛びかかる寸前だった
畠山のの行動はそれほどの衝撃はあっただろう

[メイン] 一条 蛍 : 「…………頭が真っ白になったのは……はい……
 でも……あの時は、あの歌を誰も聞いてくれなかったのが……
 それが、何だか……モヤモヤしたんです」

[メイン] 一条 蛍 : リィが食べ物を振舞った際、観客たちは一斉に目の色を変えていた。
もちろん優先度というものはあるので、非は無いのだが……蛍は、聞く者が誰一人居なくなったことを、気にしていた。

[メイン] リィ舞阪 : 「俺は単に賢いやり方をしただけだぜ?」

[メイン] リィ舞阪 : 「歌で腹が満ちるわけねえだろ」

[メイン] リィ舞阪 : 聞けば聞くほどこちら側に近付く死の歌
当然穏便に引き剥がしてやったと言うのだが、どうもそこが気掛かりなようで

[メイン] リィ舞阪 : 「モヤモヤ、ねぇ……」

[メイン] 一条 蛍 : うっ……と、手のひらをぎゅっと固くしながらも。

[メイン] 一条 蛍 : 「リィさんには……ありがとうございます
 畠山さんが、何かをする前に……止める手伝いをしてくれて……」

[メイン] 一条 蛍 : 「……でも私は…………聞くのがダメな歌だったら、私一人でも聞き続けます……!」

[メイン] リィ舞阪 : 「殺しても良かったがな」
脅すように言い放って

[メイン] リィ舞阪 : 「律儀なヤツだ、そこまでして聞いてやりたいのか?」

[メイン] 一条 蛍 : 殺す、という言葉に蛍の息が詰まる。
日常に生きてきた彼女には、聞き慣れない言葉で。

[メイン] 一条 蛍 : 「…………っ、はい」

[メイン] 一条 蛍 : 小さく、しかし目を見てそう返す。

[メイン] 一条 蛍 : 「力のある歌なら、使わないように……そう伝えます……!
 畠山さんが、何かのために歌っていたなら……その思いは邪魔させたくは……ありません……!」

[メイン] 一条 蛍 : 少しだけ、声を大きく上げて、そう言葉を返す。
感情的に声を出したことで、喉がごくり、となりながらも。

[メイン] リィ舞阪 : 「……はぁ」

[メイン] リィ舞阪 : 「聞いてやりたい理由はわかった」

[メイン] リィ舞阪 : 「だがな」

[メイン] リィ舞阪 : 「お前がさっきやっていた行為は明確な"間違い"だと、俺は思うし」

[メイン] リィ舞阪 : 「お前もそう思って反省した方がいい」

[メイン] リィ舞阪 : 「やってる事はやりたいから殺人をしている奴を見過ごすのと同じってのは」

[メイン] リィ舞阪 : 「覚えた方がいい、それが無理なら───」

[メイン] リィ舞阪 :  

[メイン] リィ舞阪 :  

[メイン] リィ舞阪 : 《サイレンの魔女》 対象:蛍の周囲の空間全て

[メイン] リィ舞阪 : 6dx10+9 (6DX10+9) > 8[1,5,5,7,8,8]+9 > 17

[メイン] リィ舞阪 : 2d10+15 (2D10+15) > 16[9,7]+15 > 31

[メイン] リィ舞阪 :  

[メイン] リィ舞阪 :  

[メイン] リィ舞阪 : 瞬間──空間が軋みをあげたと思えば

[メイン] リィ舞阪 : 蛍の周囲の空間が、文字通り爆散する

[メイン] リィ舞阪 : 書類が空間に引き込まれるように空を舞い、風が破壊された空間に吸い寄せられるように吹き荒れる

[メイン] デイビット・マルティネス : 「ッ────!!」

[メイン] 一条 蛍 : 「…………っ……!?」

[メイン] デイビット・マルティネス : 手を交差させて目を守り

[メイン] デイビット・マルティネス : 「マイサカ!?」

[メイン] 一条 蛍 : そこから蛍は動けなかった。
いや、動けば死んでいたであろうから。

[メイン] リィ舞阪 : 「次は確実に殺す」

[メイン] リィ舞阪 : 「次があるだけ温情だと思え、あっちのガキに感謝するんだな」
呼びかけられたのに応じて、デイビットを見て

[メイン] 一条 蛍 : 体を震えさせて、ごくりと息を飲み。

[メイン] 一条 蛍 : 「…………次は、ありません」

[メイン] 一条 蛍 : じっと、リィを見つめ返して。
精神は小学生、けれど体は大きな蛍は、震えつつも。

[メイン] 一条 蛍 : 「……私が、絶対にっ……何をしても止めてみせます……」
ぎゅっと手を握りしめて。

[メイン] リィ舞阪 : 蛍を見て

[メイン] リィ舞阪 : 「全部を全部肯定してやる事は優しさなどでは無いぞ」

[メイン] 一条 蛍 : 蛍の感情に起因して、エグザイルの体の一部が蠢く。
文字通り、その体を持って止める気のようで。

[メイン] リィ舞阪 : 「返事は」

[メイン] 一条 蛍 : 「……はい」

[メイン] リィ舞阪 : 「聞こえんな!」

[メイン] 一条 蛍 : 「……はいっ!」

[メイン] リィ舞阪 : 「反省したな?」
次は相手の意を汲み取るより先に、一先ず仕事を優先しろの意で

[メイン] 一条 蛍 : 「……畠山さんのことは……止めます」

[メイン] 一条 蛍 : こくり、と、おどおどとした様子はなく、そのままうなづいて。

[メイン] リィ舞阪 : 「………」

[メイン] リィ舞阪 : 「次からはよく考えて動けよ」
くつくつと笑みを浮かべたまま

[メイン] デイビット・マルティネス : 「認めてくれた、んだろうが……」

[メイン] デイビット・マルティネス : 「乱暴なんだから……この部屋どうすんだよ…」

[メイン] デイビット・マルティネス : 少なくも軽い物ならあらかた吹き飛んだ部屋を、困り果てた様子で見回す

[メイン] リィ舞阪 : 見た目と圧倒的に乖離していた精神性が、見た目と多少乖離した精神性くらいには見えたかもな

と、蛍の方を見て

[メイン] リィ舞阪 : 「………」

[メイン] リィ舞阪 : 「後々職員にお願いすると言うところで手を打とう」

[メイン] リィ舞阪 : 「ま、行って来い」

[メイン] デイビット・マルティネス : 「……わかった、俺は一旦職員に声かけてくる」

[メイン] デイビット・マルティネス : 「イチジョーは……まあ、俺が言うまでもないとはわかってるけど」

[メイン] デイビット・マルティネス : 「…ハタケヤマの事、よろしくな」

[メイン] 一条 蛍 : 「……あ、は、はい……」
おずおずと、リィに頷き。

[メイン] 一条 蛍 : 「…………あ……!」
デイビットの声に、ぴたりと、顔を向けて。

[メイン] 一条 蛍 : 「……ありがとうございます……
 さっきも、……今も……」

[メイン] 一条 蛍 : ぺこっ、とデイビットに頭を下げて。
そのまま、ランドセルを握りしめ、とたとたと。

[メイン] デイビット・マルティネス : 「……スパルタだけど、効果ありか」

[メイン] デイビット・マルティネス : 手を振りながら見送った後

[メイン] デイビット・マルティネス : 「…俺も、割と失敗続きだ。そろそろ気合い入れないとな」

[メイン] デイビット・マルティネス : 大きく息を吸った後

[メイン] デイビット・マルティネス : 拳を平手に打ち付け
決戦の為に気合を込めた

[メイン] デイビット・マルティネス :  

[メイン] 一条 蛍 : middle「愛と勇気だけが、友達?」登場:任意

[メイン] 一条 蛍 : 61+1d10 登場/リザレクト (61+1D10) > 61+9[9] > 70

[メイン] system : [ 一条 蛍 ] 侵蝕率 : 61 → 70

[メイン] 一条 蛍 :

[メイン] 一条 蛍 :

[メイン] 一条 蛍 :  

[メイン] 一条 蛍 : 蛍はそのまま、施設の中を通っていき。
休憩施設まで足を運ぶ。

[メイン] 一条 蛍 : 子ども通りではない体格に、この時だけは蛍は感謝した。
息切れも少なく、徐々に駆けだしていく足の疲れも、比較的マシであったから。

[メイン] 一条 蛍 : ……まだ、何もわかってないのに……それでいて、畠山さんはこんなところまで連れされていた……

[メイン] 一条 蛍 : その怖いような気持ちは分からない……だからこそ、早く行きたい。

[メイン] 一条 蛍 : と、扉の前で立ち。

[メイン] 一条 蛍 : ふう、と息を整え、その扉を開く。

[メイン] 一条 蛍 : 「失礼……します」

[メイン] 畠山 香織 : 「………!え、ええ、良いわよっ」

[メイン] 畠山 香織 : そこには、カラフルカラーの髪の少女が、待機室にて
お煎餅をちまちまと食べていたのか、一袋だけ開けてあり
よく分からない場所に案内され緊張しているのか、縮こまっている。

[メイン] 一条 蛍 : 「あ、こんにちは……
 ……おいしいですか、そのお菓子」

[メイン] 一条 蛍 : ぺこっ、と頭を下げて、隣に座っていいかを様子見。

[メイン] 畠山 香織 : 「! ……そ、そうね………まぁ、ジャムおじさんのパンに比べたら
 ぼちぼち……と言ったところかしら」

[メイン] 畠山 香織 : 煎餅に、ちらりと目をやりながらも。
頭を下げる蛍を見て、同じように頭を下げ。

[メイン] 畠山 香織 : 「………えっと、立ちっ放しだと……じゃない?」
自分が言うことなのかどうかも分からなさそうに、そう告げる。

[メイン] 一条 蛍 : 「あ、ありがとうございます……!」
と、畠山の隣へと、おずおずと座る。

[メイン] 一条 蛍 : 「そんなにおいしいんですか……?ジャムおじさん……あの人が作るパンって……
 ……あの人とは、どうしてお知り合いになったんですか?」

[メイン] 畠山 香織 : 「……そうね、とっても美味しいわ、あの公園にいる人達も
 ジャムおじさんのパンは、格別だって、そう言ってるわ」

[メイン] 一条 蛍 : ふむふむ……と、頷きながら。

[メイン] 畠山 香織 : 「……知り合ったのも、偶然ね……
 ………私ね、家出、したの……音楽が、やりたくて
 パパもママも、分かってくれなくて」

[メイン] 畠山 香織 : 「………でも、行く宛も無くて……
 それでも、私も……今更帰るなんて、無理、だし……
 ……音楽で、認めさせてからじゃないとって、思ってて」

[メイン] 畠山 香織 : 「………それで私、色んな場所に行っては、パフォーマンスをして
 その度に、警察に追いかけられたりとかして……
 とにかく、頑張って頑張って、音楽で食ってやろうって思って」

[メイン] 畠山 香織 : 「………恥ずかしいことに、ちょっと、限界が来ちゃったのよね
 ……お腹、空いちゃって……」
少しバツの悪そうな表情で、頬をぽりぽりと掻きながら。

[メイン] 一条 蛍 : こくこく、と時々頷き、彼女の話を聞く。

[メイン] 畠山 香織 : 「……そこで、ジャムおじさんに出会って、それで……パンを、くれたの
 ………すごく、美味しかった……それに、ビビって来るものも、あって」

[メイン] 畠山 香織 : ─────そう、そこで畠山は、覚醒したのだ。

[メイン] 畠山 香織 : 生と死の境目にあった畠山は、レネゲイドに対する抵抗力も落ちていたのか
すんなりと、体に入ったレネゲイドパンから、活性化が働いたのだ。

[メイン] 畠山 香織 : 「そこから私、なんだか演奏とか、歌とか、上手くいくようになって
 ………だから私、ジャムおじさんには、感謝してもし切れないのよ」

[メイン] 一条 蛍 : ……私と同い年かもしれない……のに、家出して、それでも夢のために挫けなかった……なんて、想像するだけで、身震いする。

[メイン] 畠山 香織 : 「きっと……ジャムおじさんとの出会いで私……変われたんだと思う
 ……愛とか、そういうの、信じてなかったけど
 ……そういうのも、あるんだな……って、思えて……」

[メイン] 畠山 香織 : 「体中に、勇気が満ち溢れて
 ……もっと頑張ろうって、思えたのよ」

[メイン] 畠山 香織 : 「………それで、そういえばなんだけど……
 結局、あなた達って……何……?」
眉を顰めながら。

[メイン] 一条 蛍 : こくこく、と、話に耳を傾けていたが。

[メイン] 一条 蛍 : 「あ、そうでしたっ……!」

[メイン] 一条 蛍 : ぺこっ……!と頭を下げて、畠山へと口を開く。

[メイン] 一条 蛍 : そして、蛍たちはUGNという超能力を制御する組織にいる事。
レネゲイドという物質のことを、畠山へと話す。

[メイン] 一条 蛍 : 「名乗っていませんでしたが、私は一条蛍…
 あなたと同じ、”オーヴァード”という人間です」

[メイン] 一条 蛍 : 「……そして、その……」

[メイン] 畠山 香織 : 「オーヴァード……」
蛍から告げられた、世界の真実に、戦々恐々といった表情になる。

[メイン] 一条 蛍 : 言いにくそうに、口をぎゅっと結びながらも、目を畠山へと向けて。

[メイン] 一条 蛍 : 「ジャムおじさんが配っていたパンや、畠山さんの歌は……
人を、オーヴァードにしてしまうものなんです」

[メイン] 畠山 香織 : 「…………えっ……」

[メイン] 一条 蛍 : 観客であったホームレスの方たちも……また、と呟いて。

[メイン] 畠山 香織 : 呆然とした顔で、蛍を見つめる。

[メイン] 畠山 香織 : 「……そ、それじゃあ私は、知らないで、みんなを……?」
笑顔を、奪いかねなかった……?と、小さな声で紡ぐ。

[メイン] 一条 蛍 : 「……止められなかったのは、申し訳ありませんでした
 …………そうなっていたかも……しれません」

[メイン] 畠山 香織 : 「……………」
小さく俯き、膝の上で拳をきゅっと握り締める。

[メイン] 一条 蛍 : でも、と畠山の拳を両手で握る。

[メイン] 畠山 香織 : 「……せっかく私……!ミュージシャンとして……成功できるって……
 そう、思ってたのに……!何よこれ……!!
 あまりにも、あんまりじゃないッッ………!!!!」

[メイン] 畠山 香織 : 震える声で、そう叫ぶ。

[メイン] 畠山 香織 : ぽた、ぽた、と蛍の手の甲に、畠山の涙が零れ落ちる。

[メイン] 一条 蛍 : っ……!と、その悲痛な叫びに、気圧されそうになるも。

[メイン] 一条 蛍 : 「……私も、同じ気持ちでした……そして今も、そうです」

[メイン] 畠山 香織 : 「………………!!」
ギリィッ。と歯を食いしばり、八つ当たりのように蛍を睨み。

[メイン] 畠山 香織 : 「何が、分かるっていうの………!?!?」

[メイン] 一条 蛍 : 「……私……実はまだ、11歳なんです」
苦笑いしながら、申し訳なさそうにそう答えて。

[メイン] 畠山 香織 : 「……………」

[メイン] 畠山 香織 : 「……へ?」

[メイン] 畠山 香織 : きょとん、とした顔で蛍を見つめる。

[メイン] 畠山 香織 : 「へ、あれ……!?じ、じゃあ一条さんって……
 わ、私よりも、年下……!?嘘……私よりも、背が高いのに……」

[メイン] 一条 蛍 : 「あはは、よく言われます」
と、少し笑ってそう返す。

[メイン] 一条 蛍 : 「これは……背が高いのも、体が大きいのも全て……レネゲイドによるもの、なんです」

[メイン] 一条 蛍 : ぎゅっと、畠山の手を、今度は自分が握りしめる。
どこか、悲しげな顔を見ながら。

[メイン] 畠山 香織 : 「………!」

[メイン] 一条 蛍 : 「急に成長したことで、周りからは良くない目で見られて……
 その、いじめになったりとかもあったんです……
 ですから、崩されていくような気持ちは、わかるんです」

[メイン] 一条 蛍 : じっと、涙でぬれる畠山の顔を見て。

[メイン] 畠山 香織 : 「………そんな、ことが……」

[メイン] 一条 蛍 : 「……畠山さんは、私よりも酷いことだと思います
 ……夢だったことが、崩れてしまったんですから……」

[メイン] 畠山 香織 : 小学生というのは、"違い"に敏感だ。
例えば、外国人のような顔というだけでいじられることもある。
他にも、体に元からできた傷に対しても、容赦なく差別の対象となり

[メイン] 畠山 香織 : 女子というのにも関わらず、男子よりも遥かに背の高い彼女が
小学校に通ったとすれば、どうなるのか?
それは、想像に難くないことだろう。

[メイン] 畠山 香織 : 「……………………」

[メイン] 一条 蛍 : ”異形”であってもUGNに見つかっただけ、蛍はマシだったのかもしれない。
愛と勇気だけが友達で、それ以外のよりどころをわからなかった畠山の絶望は、計り知れない……と。

[メイン] 一条 蛍 : 「……だから」

[メイン] 一条 蛍 : ポケットから、可愛らしい柄のハンカチを取り出して。
まさしく小学生が使うようなもの。

[メイン] 一条 蛍 : それで、畠山の涙を拭き。

[メイン] 畠山 香織 : 「あ………」

[メイン] 一条 蛍 : 「……よく、一人で……頑張りましたね」

[メイン] 畠山 香織 : 「………………!」

[メイン] 一条 蛍 : 握っていた手を離し、ぽんぽん、と背中を叩いて。

[メイン] 一条 蛍 : 「私じゃきっと……泣きだしちゃうと思います……
 だって……」

[メイン] 畠山 香織 : その言葉は、畠山が家出してから、掛けてもらったことの無い言葉
それが、冷え切った心を、じんわりと温めていき。

[メイン] 一条 蛍 : 「……聞いてるだけで、私じゃないのに、悲しくなっちゃって……」
……じわりと、畠山の背中に、シミが出来る。

[メイン] 畠山 香織 : 「………なっ……!?ど、どうして、あなたまで泣いてっ……!」
ぐずっ!と鼻水を啜りながら、目元の涙を袖で拭いて。

[メイン] 畠山 香織 : 「……………ね、ねぇ……一条さん……一つだけ
 ……聞いても、いいかしら……」

[メイン] 一条 蛍 : 「あ、あっ……は、はい……」

[メイン] 一条 蛍 : こくり、と頷いて。

[メイン] 畠山 香織 : 「………UGNって、大変、じゃない……
 だ、だって……人の命が、かかってるん、でしょう……?
 そ、そそ、それに、自分自身が、死んじゃうかも、だし……」

[メイン] 畠山 香織 : 「………それなのに、どうして……一条さんは……?」

[メイン] 一条 蛍 : その問いに、畠山へと顔を向けて。

[メイン] 一条 蛍 : 「……私は、この力で人を傷つけてしまったことが……あるんです
 傷つけた人には謝ることもできなくて……」

[メイン] 畠山 香織 : 「………………!」

[メイン] 一条 蛍 : UGNはレネゲイド事件に関与した人間の記憶を消す。
蛍が傷つけた相手も、傷つけられた事実も忘れているだろう。

[メイン] 一条 蛍 : 「……だから、他の人も力で傷つける前に、止めてあげたい……
 それが、私のやるべきこと、だと思います」

[メイン] 畠山 香織 : 「…………一条さん……」

[メイン] 一条 蛍 : 「今回は……失敗しそうになってしまいましたが……すみません」

[メイン] 畠山 香織 : 「……そ、っか……じゃあ、本当に一条さんは……
 私と、同じような……ううん、ひょっとしたら
 もっと、もっと辛くて、悲しい境遇に………」

[メイン] 畠山 香織 : 蛍の言葉に、ゆっくりと首を横に振り。

[メイン] 一条 蛍 : ホームレスの件で、ぺこりと頭を下げて。

[メイン] 畠山 香織 : 「………分かったわ……私は……うん……
 残念、だけど……もう、ミュージシャンの夢は……諦めるわ……
 ……歌を歌うだけで、みんなが傷ついちゃうのなら……」

[メイン] 畠山 香織 : 悲しそうに、目線を落としながら。

[メイン] 一条 蛍 : 「……いえ……!」

[メイン] 畠山 香織 : 畠山は、オーヴァードとして覚醒したばかりであり
イージーエフェクトであれ、その存在の制御もままならなく

[メイン] 畠山 香織 : 無意識に、歌を歌えばエフェクトが行使されてしまうのだが。

[メイン] 畠山 香織 : 「…………え?」

[メイン] 一条 蛍 : 真剣な眼差しで、畠山へと目を向ける。
じっと、強く。

[メイン] 一条 蛍 : 「私だって、UGNで力を調節できるようになったんですから……
 畠山さんだって、きっとできます……!」

[メイン] 畠山 香織 : 「……………!!」

[メイン] 畠山 香織 : 希望が、瞳に灯される。

[メイン] 畠山 香織 : 「………できる、かな……?私にも……!」

[メイン] 一条 蛍 : 「歌は……とっても、綺麗でした
 ここで終わるには、勿体ない……と思います……!」

[メイン] 畠山 香織 : 「─────!!」

[メイン] 一条 蛍 : こくり、と強く。頷いて。

[メイン] 畠山 香織 : 歌を褒められ、頬を若干、朱に染めながら。

[メイン] 畠山 香織 : 「…………ありがとう、一条さん
 それと……私からも、ごめんなさい」

[メイン] 畠山 香織 : 頭を下げ。

[メイン] 畠山 香織 : 「……小学生だとは知らずに、色々言ってしまって
 それに……こんな、気苦労まで、させちゃって……
 ……年上なのに、情けないわね、私」
困り眉で、へにゃりと笑いながら。

[メイン] 畠山 香織 : 「……………私も……UGNに、入るわ
 ……あなたみたいな子が、頑張っているんだもの」

[メイン] 一条 蛍 : いえ、いいんです…!と、首を横に振りつつも。

[メイン] 一条 蛍 : その言葉に、ぱぁ、と目が輝く。

[メイン] 一条 蛍 : 「……本当ですか……!?
 ……ありがとう、ございます……!」

[メイン] 一条 蛍 : ぺこっ!と頭を下げて。

[メイン] 畠山 香織 : こくりと、頷き。

[メイン] 畠山 香織 : 「それと、ジャムおじさんは…………
 ……………ううん……やっぱり、何でもないわ」

[メイン] 一条 蛍 : 「……心配、なんですよね」

[メイン] 畠山 香織 : "ジャーム"は、日常を害する存在。凍結しなければならない。
されど、畠山にとっては命の恩人であるのは、確かであり。

[メイン] 畠山 香織 : 黙ったまま、こくりと頷く。

[メイン] 畠山 香織 : 「…………私から、何か言えるような立場じゃないのは、分かってるわ
 でも………… ………心配、ね……」

[メイン] 一条 蛍 : 「…………」

[メイン] 一条 蛍 : その言葉の後、畠山の手を握り、立ち上がる。

[メイン] 畠山 香織 : ひぇっ!?という高い悲鳴が。

[メイン] 一条 蛍 : 「それなら……行きましょう!
 ジャムおじさんと、皆さんの元に!」

[メイン] 一条 蛍 : そして……にこっ。と、まるで小学生のような笑みを見せて。

[メイン] 一条 蛍 : 「わからないまま終わる、なんて……嫌ですよね
 なら、足を使って向かいましょう……!」

[メイン] 一条 蛍 : と、そういって、強引に駆け出す。

[メイン] 一条 蛍 : もしかしたらそれは、蛍がこの性格になる前の物だったのかもしれない。

[メイン] 一条 蛍 : レネゲイドによって奪われた”笑顔”は計り知れない。
それによって、挫けそうになることもあるだろうが。

[メイン] 一条 蛍 : 忘れないで夢を 零さないで涙
だから君は 飛ぶんだどこまでも。

[メイン] 一条 蛍 : けれど少なくとも、笑顔のために、二人は走り出した。

[メイン] 一条 蛍 :  

[メイン] 一条 蛍 :  

[メイン] 一条 蛍 :  

[メイン] 畠山 香織 : ロイス取得
一条 蛍 〇憧憬/隔意
─────ありがとうね、一条さん。
私も……私の罪を、償わなくちゃ。

[メイン] system : [ 畠山 香織 ] ロイス : 2 → 3

[メイン] 畠山 香織 :  

[メイン] 畠山 香織 :  

[メイン] 畠山 香織 :  

[メイン] GM : climax『Love and Courage』 登場:任意

[メイン] リィ舞阪 : 1d10 friendsくれ (1D10) > 7

[メイン] デイビット・マルティネス : 66+1d10 登場/リザレクト (66+1D10) > 66+8[8] > 74

[メイン] 一条 蛍 : 70+1d10 登場/リザレクト (70+1D10) > 70+1[1] > 71

[メイン] system : [ 一条 蛍 ] 侵蝕率 : 70 → 71

[メイン] system : [ デイビット・マルティネス ] 侵蝕率 : 66 → 73

[メイン] デイビット・マルティネス : ポケットに手を突っ込んで
瞳は鋭く、靴にアスファルトを躙らせながら歩いていく

[メイン] デイビット・マルティネス : 問われ、放てなかった答えを胸の奥に凶器の如く煌めかせながら
荒れ果てた街を進んでいく

[メイン] デイビット・マルティネス : そうして、公園までたどり着き
入り口で仁王立ちの姿勢を取って

[メイン] ジャームおじさん : そしてその公園の奥にいるは─────。

[メイン] ジャームおじさん : 相変わらずの、にこにことした表情の、白髪の男が
ベンチに座り、顔の上半分には影が差し掛かっていた。

[メイン] ジャームおじさん : 気配を察し、ゆっくりと顔を上げ
現れるデイビッドを、にこにこにこ、と見つめる。

[メイン] デイビット・マルティネス : 「…ハタケヤマには、俺の仲間が事情を説明して説得してくれた」

[メイン] デイビット・マルティネス : 「だから、暴走して追われる心配はしてなくていいぞ」

[メイン] デイビット・マルティネス : そう言うとベンチまで歩を進め始める

[メイン] ジャームおじさん : 「そうかい」

[メイン] ジャームおじさん : 白髪の男は、ゆっくりと立ち上がり。

[メイン] ジャームおじさん : 「君の"答え"は、それだけじゃないんだろう?」

[メイン] デイビット・マルティネス : 「……昨日のアレか」

[メイン] デイビット・マルティネス : 立ち上がったのを見て歩を止めそうになる足に喝を入れ 喋りながら距離を詰めていく

[メイン] ジャームおじさん : 縮まる距離に対し、白髪の男は不動。

[メイン] デイビット・マルティネス : 「…見たい笑顔だったな」

[メイン] デイビット・マルティネス : 肩を揺らしながら、また脳裏にソレを描く

[メイン] デイビット・マルティネス : 夢のない自分に、夢を追えない自分が見たいものとは……随分と、狭い答えだが

[メイン] デイビット・マルティネス : 「俺は、俺の大事な人が自由に夢を追う所が見たい」

[メイン] ジャームおじさん : 「……………」

[メイン] デイビット・マルティネス : 「倒れそうなら支えたいし…もう無理なら、俺が代わりに背負ってやる」

[メイン] デイビット・マルティネス : 「俺の見たい笑顔は……そんな、狭いけど。俺にとっては何より重い物だ」

[メイン] デイビット・マルティネス : 歩みを止める

[メイン] デイビット・マルティネス : もう数歩進めば激突する程の至近距離で
再び視線を激突させる

[メイン] ジャームおじさん : 「─────大事な人、か」

[メイン] デイビット・マルティネス : 「……ああ」

[メイン] デイビット・マルティネス : 「好きな人、尊敬できる相手……」

[メイン] ジャームおじさん : 「いつか、失うことになってしまっても、かい?」

[メイン] デイビット・マルティネス : 「……失ったからさ」

[メイン] ジャームおじさん : 「…………そうかい」

[メイン] デイビット・マルティネス : 「俺、前にさ。エリート校って奴に通ってたんだ」

[メイン] デイビット・マルティネス : 「母さん、そのために無理してさ。なのに俺はイジメにあって、学校止めたいとか喚いてて……」

[メイン] デイビット・マルティネス : 別段、イジメが辛かったわけではない
辛くはあったし居辛かったが、あんな連中に左右されるほど脆くもない

[メイン] デイビット・マルティネス : ただ、母さんの期待が重かった

[メイン] デイビット・マルティネス : 「……それを母さんに言ったら、泣いちゃってさ」

[メイン] デイビット・マルティネス : 「…それが、母さんとまともに話した最後の事になっちまった」

[メイン] デイビット・マルティネス : 銃撃戦に巻き込まれ
車が事故を起こす直前の、母の涙を今も覚えている

[メイン] デイビット・マルティネス : ……もしも、俺があんな話をしなければ
問題など起こさず、母さんが呼び出されるような事態を作らなければ

[メイン] デイビット・マルティネス : あの事件は起きなかった

[メイン] デイビット・マルティネス : そう反芻する度に、思い返すことがある

[メイン] デイビット・マルティネス : 「…母さんの夢を、俺は一度は手放した」

[メイン] デイビット・マルティネス : 「それを、何度も悔やんで、最後に俺が出した答えは……」

[メイン] デイビット・マルティネス : 簡単だ、反省したのなら。繰り返さない

[メイン] デイビット・マルティネス : 「今度は、誰が相手になろうが。背負った夢を、誰かの夢を守ってみせる」

[メイン] デイビット・マルティネス : 背に疼く機械はその証
母の遺品を身に植え付けたその日から、自分の成すべき事は決まったのだ

[メイン] デイビット・マルティネス : 「…アンタの事は尊敬する、俺よりも。ずっとみんなの事を考えてる」

[メイン] デイビット・マルティネス : けれど

[メイン] デイビット・マルティネス : 「俺の大事な人達の夢を、アンタの夢が阻んでしまうなら……」

[メイン] デイビット・マルティネス : 「……覚悟を決める」

[メイン] ジャームおじさん : にこりと笑い。

[メイン] ジャームおじさん : 「……君の覚悟は、何よりも固いねぇ、フランスパンなんか目じゃない
 それに、君の背負うものも、何よりも大きい
 ……まだ小さいのに、ここまで覚悟を決めなければいけないこの世界に僕は」

[メイン] ジャームおじさん : 「とても─────」

[メイン] ジャームおじさん : 「……虫唾が走るねぇ」
にこにこにこにこ。

[メイン] ジャームおじさん : 「……UGNの規定は僕も知ってるよぉ、自覚してるさ
 僕はジャーム、放っておくわけにはいかないんだろうねぇ」

[メイン] ジャームおじさん : 「ただ、僕は僕で目指すものがある
 遂げなければ、続けなければ……過去の僕と、バタコに
 面目が立たないからねぇ」

[メイン] ジャームおじさん : そして両手を広げ。

[メイン] ジャームおじさん : 「─────我慢比べだよぉ」

[メイン] ジャームおじさん : 《ワーディング》

[メイン] ジャームおじさん : 衝動判定、難易度は8

[メイン] デイビット・マルティネス : 5dx+1 (5DX10+1) > 8[5,6,6,6,8]+1 > 9

[メイン] リィ舞阪 : 退屈そうに近くの木にいたフォルテッシモは、それらの話に対しても終始無言であったが
その反応を見て漸く一歩歩き出して

[メイン] リィ舞阪 : (5+1)dx10+3>=9 (6DX10+3>=9) > 8[2,5,7,7,8,8]+3 > 11 > 成功

[メイン] ジャームおじさん : ─────一陣の風が吹くと同時に
公園の周りは、静寂と化す。

[メイン] ジャームおじさん : にこにこにこにこにこ。

[メイン] デイビット・マルティネス : 73+2d10 衝動判定 (73+2D10) > 73+14[10,4] > 87

[メイン] system : [ デイビット・マルティネス ] 侵蝕率 : 73 → 87

[メイン] リィ舞阪 : 2d10 (2D10) > 11[5,6] > 11

[メイン] GM : 立ち込める、レネゲイドの渦。
それまるで、生地がじっくりと捏ねられているかのように─────。

[メイン] GM :  

[メイン] GM : ─────1ラウンド目。

[メイン] GM : セットアップ

[メイン] ジャームおじさん : 白髪の男は、不動。未だ動かず。

[メイン] リィ舞阪 : フォルテッシモは目を細める
相手の力量を見極める為か、或いは───

[メイン] デイビット・マルティネス : ソードマスターLV4
対象:ソルジャークローム
攻撃時の達成値をLVx3プラス

[メイン] リィ舞阪 : 結果として、身体強化のエフェクトを諸々の懸念から発動しないと言う結論に至った

[メイン] system : [ デイビット・マルティネス ] 侵蝕率 : 87 → 90

[メイン] デイビット・マルティネス : 懐のソルジャークロームを抜き放ち
最適な形へと変形させる

[メイン] デイビット・マルティネス : 折り畳まれ、時に厚みを増し
常時変化を続け、まるで腕に鎌が生えたような形状へと姿を変えた

[メイン] ジャームおじさん : その姿を見て、にこにこと、微笑みは絶やさず。

[メイン] GM : ─────イニシアチブプロセス。

[メイン] GM : リィ舞阪とデイビッドの手番。

[メイン] リィ舞阪 :  

[メイン] リィ舞阪 : 《オリジン:レジェンド》

[メイン] system : [ リィ舞阪 ] 侵蝕率 : 91 → 93

[メイン] リィ舞阪 : 己の力を発揮する為、周囲のレネゲイドを最適な状態で取り込み

[メイン] リィ舞阪 : ただ、視線だけをジャームに送れば

[メイン] リィ舞阪 : メジャー 《原初の赤:サイレンの魔女》

[メイン] リィ舞阪 : 7dx10+10+9 (7DX10+19) > 9[2,3,3,5,5,6,9]+19 > 28

[メイン] ジャームおじさん : ガード

[メイン] リィ舞阪 : 3d10+15+2d10 (3D10+15+2D10) > 20[9,9,2]+15+11[4,7] > 46

[メイン] system : [ ジャームおじさん ] HP : 0 → -46

[メイン] リィ舞阪 : 先刻、室内で放たれたのと同じ
空間を破壊する強烈な衝撃波が放たれる

[メイン] ジャームおじさん : 白髪の男の体は、一瞬にして木端微塵と化す─────。

[メイン] リィ舞阪 : ジャームの元に届いたそれは、《対抗種》の力もあり一撃で粉微塵に化したが────

[メイン] ジャームおじさん : しかしそれはゆっくりと、パン生地のように
飛び散った肉片が集い、捏ねられ、人の形として再生されていき。

[メイン] ジャームおじさん : にこにこにこにこ。

[メイン] ジャームおじさん : 「─────元"同業者"の力だねぇ、これは」

[メイン] リィ舞阪 : 「まあな」

[メイン] ジャームおじさん : コキッ、コキッ、と首の骨を鳴らしながら、体の調整を行う。

[メイン] リィ舞阪 : 元よりフォルテッシモもこの一撃で倒せるとは思っていない
エスケープキラーであるならこの程度耐えてもらわねば"色々と困る"ので

[メイン] デイビット・マルティネス : 「…あんなのを食らってまだ余裕があるのか…!!」

[メイン] リィ舞阪 : 「同業者も俺と同じ力を持っていたと、興味深い話ではあるが対抗種自体は数も確認されているからな」

[メイン] リィ舞阪 : 「何より──オーヴァードを殺すなら色々と都合がいい」

[メイン] ジャームおじさん : もちろん、ただで済んでいるわけではない。
老人の体ということもあり、先程受けた攻撃により痛みは
今もなお、この白髪の男の体内でくぐもっているだろう。

[メイン] ジャームおじさん : 「その通りさ─────分かっているじゃないか」

[メイン] GM : ─────イニシアチブプロセス。

[メイン] GM : デイビッドの手番。

[メイン] デイビット・マルティネス : 《時間凍結》

[メイン] デイビット・マルティネス : 体の芯から光が生まれ

[メイン] デイビット・マルティネス : 全身に行き渡り
デイビットの神経は最高速度へと瞬時に到達した

[メイン] デイビット・マルティネス : 加速した意識と肉と骨が
負荷を置き去りに行動を開始する

[メイン] デイビット・マルティネス : 《マルチアクション》《メカニカルアクション》マイナーでの行動を可能にする

[メイン] デイビット・マルティネス : ソルジャークローム使用
攻撃力、侵蝕率+3
加えて戦闘移動

[メイン] system : [ デイビット・マルティネス ] 侵蝕率 : 90 → 99

[メイン] デイビット・マルティネス : 目にも止まらぬ
いや、止まる

[メイン] デイビット・マルティネス : 何故なら、次の光景が映る前にデイビットは行動を完了する

[メイン] デイビット・マルティネス : ならば、刃を振りかぶるデイビットは
軌道、そして切り抜いた後さえ瞳に映る

[メイン] デイビット・マルティネス : 白兵攻撃
ソルジャークローム使用

[メイン] デイビット・マルティネス : 4dx+11 (4DX10+11) > 10[5,8,9,10]+1[1]+11 > 22

[メイン] ジャームおじさん : ガード

[メイン] デイビット・マルティネス : 3d10+19 (3D10+19) > 13[1,3,9]+19 > 32

[メイン] system : [ ジャームおじさん ] HP : -46 → -78

[メイン] system : [ デイビット・マルティネス ] 侵蝕率 : 99 → 106

[メイン] system : [ デイビット・マルティネス ] HP : 28 → 8

[メイン] デイビット・マルティネス : そして、一旦加速が解除され
能力の負荷の代償に、デイビットの鼻から一筋の赤が流れる

[メイン] デイビット・マルティネス : 振り抜いた刃は、確かに傷を負わせたが
敵の再生は確約されており…

[メイン] ジャームおじさん : 「─────グフッ……」

[メイン] デイビット・マルティネス : 次の手が必要だ

[メイン] ジャームおじさん : 鮮血が、背後の遊具にべったりと付着されるも
その傷は、徐々に塞がっていく。

[メイン] ジャームおじさん : にこにこにこ。

[メイン] ジャームおじさん : 「………速いねぇ」

[メイン] リィ舞阪 : 「……おお」
思わず感嘆。破壊力は兎も角、その加速力にだ。

[メイン] デイビット・マルティネス : 「…けど、それじゃあアンタを削れない」

[メイン] GM : デイビッドの正規手番。

[メイン] デイビット・マルティネス : 「だから……」

[メイン] デイビット・マルティネス : 懐から、夥しい刃を纏った剣を取り出す
無論、これだけでは無く──!!

[メイン] デイビット・マルティネス : 《マルチアクション》《メカニカルアクション》マイナーでの行動を可能にする

[メイン] デイビット・マルティネス : ソルジャークロームを2回使用

[メイン] system : [ デイビット・マルティネス ] 侵蝕率 : 106 → 118

[メイン] デイビット・マルティネス : 素早く準備を整え、最大の一撃のためにレネゲイドの奔流を巻き起こす

[メイン] デイビット・マルティネス : そして

[メイン] デイビット・マルティネス :  

[メイン] デイビット・マルティネス :  

[メイン] デイビット・マルティネス : 死に至るほどの超加速が始まった

[メイン] デイビット・マルティネス : 《物質合成》
合成:チェーンソードとソルジャークローム
《セレリティ》
メジャーアクションを2回行う

[メイン] system : [ デイビット・マルティネス ] 侵蝕率 : 118 → 130

[メイン] デイビット・マルティネス : 《マルチウェポン》

[メイン] デイビット・マルティネス : 両腕に剣を構え
暴れ狂う獲物を押さえつけながら、間合いを一瞬で埋め切り刻む

[メイン] デイビット・マルティネス : 6dx+15 (6DX10+15) > 4[1,1,2,2,4,4]+15 > 19

[メイン] ジャームおじさん : ガード

[メイン] デイビット・マルティネス : 2d10+22+38 (2D10+22+38) > 17[9,8]+22+38 > 77

[メイン] system : [ ジャームおじさん ] HP : -78 → -155

[メイン] デイビット・マルティネス : 全力で走り回りながら
擦り付ける要領で刃を触れさせ削っていく

[メイン] デイビット・マルティネス : そして、一度加速のために距離を取り──

[メイン] デイビット・マルティネス : 《マルチウェポン》

[メイン] system : [ デイビット・マルティネス ] 侵蝕率 : 130 → 135

[メイン] デイビット・マルティネス : 6dx+15 (6DX10+15) > 10[2,2,2,3,6,10]+7[7]+15 > 32

[メイン] ジャームおじさん : ガード

[メイン] デイビット・マルティネス : 4d10+22+38 (4D10+22+38) > 21[5,9,2,5]+22+38 > 81

[メイン] system : [ ジャームおじさん ] HP : -155 → -236

[メイン] デイビット・マルティネス : 全身を崩落さえながらの超加速と共に一気に振り向き、男の背後へと突き抜ける

[メイン] デイビット・マルティネス : …そして、加速が終わる

[メイン] ジャームおじさん : 白髪の男からは、血飛沫が飛散する。

[メイン] system : [ デイビット・マルティネス ] HP : 8 → 0

[メイン] ジャームおじさん : 常人であれば、いや、並みのオーヴァードであったとしても
死は免れない。大きな深手を負う。

[メイン] リィ舞阪 : 「っべぇなアレ」

[メイン] デイビット・マルティネス : そして、同時に背後ではデイビットの肉体がばらけていた

[メイン] ジャームおじさん : されど、白髪の男の表情には、笑みは絶えない。

[メイン] リィ舞阪 : デイビットと、ジャームの傷と、ジャームを見て

[メイン] リィ舞阪 : 「三重の意味でな」

[メイン] ジャームおじさん : 「……随分と、無茶をするじゃないかい」

[メイン] デイビット・マルティネス : 加速した段階で瀕死の傷が
衝撃を加えられた結果砕け続け──

[メイン] デイビット・マルティネス : 夢へのロイスをタイタスへ
肉体+10で復活

[メイン] デイビット・マルティネス : 「俺は、エッジランナーだ……それに、我慢比べなんだろ?」

[メイン] リィ舞阪 : あんな無茶な連続行動など、侵蝕率も肉体も持たない
そしてその上であの破壊力は目を見張るものがあり
同時に、耐え切ったジャーム対して喜悦とも取れる笑みを浮かべる

[メイン] デイビット・マルティネス : 「だったら、平気で立ってるなんて。できないよ」

[メイン] system : [ デイビット・マルティネス ] HP : 0 → 12

[メイン] GM : ─────イニシアチブプロセス。

[メイン] GM : ジャームおじさんの手番。

[メイン] system : [ デイビット・マルティネス ] ロイス : 2 → 1

[メイン] ジャームおじさん : リィ舞阪、そしてデイビット、双方の顔を見やると─────。

[メイン] ジャームおじさん : 手のひらを、二人へと向ける。

[メイン] ジャームおじさん : 大きなレネゲイドの奔流が、その先で迸る。

[メイン] デイビット・マルティネス : 「マズッ……!!」

[メイン] ジャームおじさん : "日常"を鑑みることのない、ジャームの荒業。

[メイン] ジャームおじさん : 侵蝕率等、一切合切気にしない。

[メイン] リィ舞阪 : 「………」

[メイン] ジャームおじさん :  

[メイン] ジャームおじさん :  

[メイン] ジャームおじさん : 《タブレット》《多重生成》《癒しの水》《ヒール》

[メイン] ジャームおじさん :  

[メイン] ジャームおじさん :  

[メイン] ジャームおじさん : 対象は、僕、リィ舞阪、デイビッド

[メイン] ジャームおじさん : 16d+4 回復 (16D10+4) > 98[6,9,6,2,4,10,7,8,7,1,3,8,6,7,10,4]+4 > 102

[メイン] system : [ ジャームおじさん ] HP : -236 → -134

[メイン] ジャームおじさん : そこから放たれるレネゲイドは、身体の自然治癒力を増幅させるものであった。

[メイン] system : [ デイビット・マルティネス ] HP : 12 → 28

[メイン] リィ舞阪 : ………。

[メイン] ジャームおじさん : 「─────無茶はするもんじゃないよぉ、未来があるのなら」

[メイン] リィ舞阪 : それを見て、打算からか
或いは本能的に

[メイン] リィ舞阪 :  

[メイン] リィ舞阪 :  

[メイン] リィ舞阪 : 「テメェの施しは要らねぇ」

[メイン] リィ舞阪 :  

[メイン] リィ舞阪 :  

[メイン] リィ舞阪 : FHのロイスをタイタスに
回復効果を不利効果と認識して無効

[メイン] system : [ リィ舞阪 ] ロイス : 2 → 1

[メイン] GM : 許可

[メイン] リィ舞阪 :  

[メイン] リィ舞阪 :  

[メイン] リィ舞阪 : 『俺が求めてるのは"そう"では無い』

[メイン] リィ舞阪 : 無意識的からか、ぼそりと呟いて

[メイン] リィ舞阪 :  

[メイン] リィ舞阪 : レネゲイドの奔流を、叩き切った

[メイン] ジャームおじさん : その様子に、何を思うのか、瞳は笑みのまま
されど、リィの行動に興味を示したのか、それとも─────?

[メイン] ジャームおじさん : 「………それは残念だねぇ」

[メイン] ジャームおじさん : 《加速する刻》

[メイン] ジャームおじさん : 《癒しの水》《ヒール》

[メイン] ジャームおじさん : 対象は自身

[メイン] ジャームおじさん : 16d+4 回復 (16D10+4) > 76[7,2,1,5,7,8,4,8,5,9,4,2,1,1,6,6]+4 > 80

[メイン] system : [ ジャームおじさん ] HP : -134 → -54

[メイン] ジャームおじさん : 《加速する刻Ⅱ》

[メイン] ジャームおじさん : 《癒しの水》《ヒール》

[メイン] ジャームおじさん : 16d+4 回復 (16D10+4) > 100[7,3,10,7,1,9,8,4,9,6,10,2,9,1,9,5]+4 > 104

[メイン] system : [ ジャームおじさん ] HP : -54 → 0

[メイン] デイビット・マルティネス : 「……参ったな」

[メイン] ジャームおじさん : ─────リィ舞阪、そしてデイビッドが渾身の力で
眼前のジャームに与えた傷は全て、外からも、内からも、消える。

[メイン] デイビット・マルティネス : 「これでも、“特別”だって。思って頑張ってきたけど」

[メイン] デイビット・マルティネス : 「…やっぱり、アイツの方が先にいるらしい」

[メイン] リィ舞阪 : 対して、フォルテッシモは何も語らない

[メイン] デイビット・マルティネス : 砕け散った全身が一瞬のうちに完治した
挙句に与えたダメージは霞の如く消えている

[メイン] リィ舞阪 : 渾身の力を回復されたから?
違う、そうではない 何かフォルテッシモにとって如何ともし難いものをフォルテッシモ自身が感じ始め───

[メイン] GM : ─────ラウンド2。

[メイン] GM : セットアッププロセス。

[メイン] リィ舞阪 : 先ほどと変わらず、特にエフェクトを使うでもなく

[メイン] ジャームおじさん : 白髪の男もまた、不動。

[メイン] デイビット・マルティネス : 「…我慢比べ、だからな」

[メイン] ジャームおじさん : にこにこにこにこ。
─────そう、我慢比べだ。

[メイン] デイビット・マルティネス : 「無駄でも続けるしかない……か!!」

[メイン] デイビット・マルティネス : 《ソードマスター》LV7
対象はソルジャークローム

[メイン] system : [ デイビット・マルティネス ] 侵蝕率 : 135 → 138

[メイン] デイビット・マルティネス : 今度は、砕くために武器を拳状に変え
チェーンソーで拳を作ったような歪な武器を手に立ち向かう

[メイン] GM : ─────イニシアチブプロセス。

[メイン] GM : リィ舞阪、そしてデイビッドの手番。

[メイン] デイビット・マルティネス : 「うおおおおお!!!」

[メイン] デイビット・マルティネス : エフェクトを使用せず、白兵での戦闘を挑む
既にダメージの大きさの意味はないことがわかったなら……!!

[メイン] デイビット・マルティネス : 「チキンレースだ……!!」

[メイン] デイビット・マルティネス : 走り続けるしかない!!

[メイン] デイビット・マルティネス : ソルジャークロームで白兵攻撃

[メイン] デイビット・マルティネス : 6dx+20 (6DX10+20) > 9[1,3,4,5,9,9]+20 > 29

[メイン] ジャームおじさん : ガード

[メイン] デイビット・マルティネス : 3d10+22 (3D10+22) > 18[7,6,5]+22 > 40

[メイン] system : [ ジャームおじさん ] 侵蝕率 : 186 → 146

[メイン] system : [ ジャームおじさん ] 侵蝕率 : 146 → 186

[メイン] system : [ ジャームおじさん ] HP : 0 → -40

[メイン] デイビット・マルティネス : 加速、威力共に劣る攻撃を必死に繰り出す
息切れで気絶寸前のところを、舌の先を噛み潰してでも気合いで耐える

[メイン] ジャームおじさん : 白髪の男は、デイビッドの思惑通り、打ち砕けた。

[メイン] ジャームおじさん : 鉄臭い香りが、公園内に立ち込めるも
確実に、デイビットの刃は、男の肉体を断ち切っていくも。

[メイン] ジャームおじさん : されど、微笑。

[メイン] ジャームおじさん : 「グフ………」

[メイン] ジャームおじさん : 「……勇ましいことだねぇ、優秀だよ、確かに君は優秀だ」

[メイン] ジャームおじさん : しかし男は、立つ。

[メイン] ジャームおじさん : 膝を地に着く気配は、今も無い。

[メイン] デイビット・マルティネス : これがエッジの向こうにいる側と
寸前を走る者の差異なのだろう

[メイン] デイビット・マルティネス : デイビットの衝動は破壊
されど、現状全てを捧げたわけでもないデイビットは人に留まる代わりに後塵を拝する事を受け止める他ない

[メイン] デイビット・マルティネス : 「…だが、気合い負けだけはできないんだよな……!」

[メイン] ジャームおじさん : 「─────手遅れになるよぉ?」

[メイン] リィ舞阪 : ジャームとただのオーヴァードの最大の優劣があるとするならば、彼らには限度が無い事だ
通常節約せねばならない侵蝕率を、開き直って上げに上げ続ける者も存在する

戦闘において、それは確かに圧倒的な差となる
故にUGNはチーム戦により消耗を軽減するのが定石なのだが

[メイン] ジャームおじさん : デイビットの体内に渦巻くレネゲイドを感じ取ったのか
白髪の男は、そう告げる。

[メイン] リィ舞阪 : 今回は相手が1人
そして此方は2人
無論、負けるつもりなど1mmも無いので負けた時の事は考えないのだが

[メイン] デイビット・マルティネス : 「───いいや」

[メイン] デイビット・マルティネス : 「そうならない為に、今必死に走ってる最中なんだ……」

[メイン] デイビット・マルティネス : 「気遣ってくれて、ありがとう……なっ!!」

[メイン] ジャームおじさん : 「…………………………」

[メイン] デイビット・マルティネス : 気合を入れ直すように、地面に武器を叩きつけ
なんとか立ち上がる

[メイン] リィ舞阪 : 「無茶するぜ全く」

[メイン] リィ舞阪 : そう言うフォルテッシモは

[メイン] リィ舞阪 : 足を微動だに動かさない
それどころか、少しばかり欠伸すら漏れ出す始末だ

[メイン] リィ舞阪 : ───全ては自身が感じた違和を理解する為に

[メイン] リィ舞阪 : まるで、殴って来いと言わんばかりに手を広げる

[メイン] ジャームおじさん : それを見やるも─────。

[メイン] GM : ─────イニシアチブプロセス。

[メイン] GM : ジャームおじさんの手番。

[メイン] ジャームおじさん : 《癒しの水》《ヒール》

[メイン] ジャームおじさん : 16d+4 回復 (16D10+4) > 97[3,10,8,10,6,7,6,9,4,4,5,1,9,1,8,6]+4 > 101

[メイン] system : [ ジャームおじさん ] HP : -40 → 0

[メイン] ジャームおじさん : 「─────生憎だけど」

[メイン] ジャームおじさん :
      ・・・・
「僕はもう、撃てないよ」

[メイン] ジャームおじさん : リィ舞阪に、微笑の瞳でそう告げる。

[メイン] リィ舞阪 : 「ああそうかい」

[メイン] リィ舞阪 : 「もう、撃てねえんだな」

[メイン] デイビット・マルティネス : 「……」

[メイン] ジャームおじさん : そう、ジャームおじさんは、PTSDを発症してしまっている。

[メイン] デイビット・マルティネス : 悲痛な表情で見つめている

[メイン] ジャームおじさん : もはや、銃を手にし、その引き金を引くことすらもできない。
オーヴァードであれば、銃撃時の反動など簡単にいなせるが、それでも
男は、引くことは、できない。

[メイン] ジャームおじさん : 「もう、ジャムってしまったよぉ」

[メイン] リィ舞阪 : つまるところ、彼はもう自分達に攻撃出来ないのだ
一度、二度ほど彼に行動の機会を与えてみて、フォルテッシモはそれを理解した

[メイン] リィ舞阪 : 意地の張り合いとは言ったが、本来なら攻撃する所を攻撃しないのは……

[メイン] リィ舞阪 : どうも、どうも
"やってられねえ"

[メイン] GM : ─────イニシアチブプロセス。

[メイン] GM : リィ舞阪の手番。

[メイン] リィ舞阪 : いや、まあ、まあ
加虐体質で更に頭のネジが数本飛んでるのならば嬉々としてやるのだろうが

[メイン] リィ舞阪 : やってる事は老人虐待と大して変わらないと言うここに来て常識的な事を考え出したのか

それともただただ回復するだけのサンドバッグを殴っても自身が満たされない事を理解してしまったのか

[メイン] リィ舞阪 : フォルテッシモは───

[メイン] リィ舞阪 :  

[メイン] リィ舞阪 : メジャー

[メイン] リィ舞阪 :  

[メイン] リィ舞阪 : 胸ポケットから端末を取り出して────

[メイン] リィ舞阪 :  

[メイン] リィ舞阪 :  

[メイン] リィ舞阪 : 『こちらフォルテッシモ、応答出来るか?』

[メイン] メイプルトリック : 『─────あいよー、こちらメイプルトリックだよん』

[メイン] リィ舞阪 : 連絡員に対して、連絡をする

[メイン] メイプルトリック : 通話口の向こうからは、飄々とした声が。

[メイン] リィ舞阪 : 『まあ、簡潔に言うとだな。情報は見たか?そこに記された老人がジャームだったって話なんだが』

[メイン] メイプルトリック : 『ああ……そうだねぇ、見たよ』
ぺらりと、向こうで紙の資料を捲る音。

[メイン] リィ舞阪 : 『そして今回の任務はあくまで歌を歌ってるガキのレネゲイド反応を調査する事だっただろ?まあそっちの方は"関係がある"で解決したんだが』

[メイン] メイプルトリック : 『はいはいはい、そうだねぇ、それに、"保護"も成功したみたいだねぇ』

[メイン] リィ舞阪 : 『あ、マジか』

[メイン] デイビット・マルティネス : 「…これ以上は余分、かぁ」

[メイン] リィ舞阪 : やるじゃねえかアイツ。

[メイン] デイビット・マルティネス : そう突きつけられると苦笑いと同時に
心からの笑みを浮かべる

[メイン] デイビット・マルティネス : 「…グッジョブ、イチジョー」

[メイン] リィ舞阪 : 『で、だ』

[メイン] リィ舞阪 : そうして、先ほどのジャームの行動データ等を入力して、転送する

[メイン] リィ舞阪 : 『なぁ、コイツを殺るのは戦いでも何でもねぇ。無論、そこも含めて仕事しろって言うなら乗るが』

[メイン] メイプルトリック : 『─────なるほどねぇ』

[メイン] メイプルトリック : 『……ま、仕事はもう、十分に済ませたと言っても、過言じゃないだろうね
 未確認オーヴァードの保護、そして出没したジャームの情報入手』

[メイン] メイプルトリック : 『あとはまぁ……こっちの措置としては』

[メイン] メイプルトリック : 『代わりの、特殊戦闘部隊を送るくらいだけど
 ……それでも、いいのかなぁ?』

[メイン] リィ舞阪 : 『あー、なんだ……』

[メイン] リィ舞阪 : 『強硬で凍結する事にどーしても反対しそうな奴がいてな』

[メイン] リィ舞阪 : 『誰とは言わんが、まあわかるだろ』

[メイン] メイプルトリック : 『………それはまた、参ったねぇ、あはは』
困ったような笑い声が、通話口の向こうで。

[メイン] メイプルトリック : 『……それで?要件は何だい?』

[メイン] リィ舞阪 : 『俺をこの任務から降ろせ』

[メイン] リィ舞阪 : 言外に、このままやっても意味は無いだとか
凍結するにしてもスクラップ死体にさせてしまうとか無数の意味を込めた上で

[メイン] メイプルトリック : 『…………』

[メイン] メイプルトリック : 『─────まぁ、君は……"フリーランス"、だからねぇ』

[メイン] メイプルトリック : 『ここまでの分の報酬は、与えるよ』

[メイン] メイプルトリック : 『これでいいかい?』

[メイン] リィ舞阪 : 元より、戦闘力で買われた存在だ
それがこの任務において無意味になった時点で、然るべき場所に送られるのが当然だろう

そして、ノイマンである連絡員ならこの言葉の意味は理解出来るだろう

[メイン] リィ舞阪 : 『ああ、問題無い』

[メイン] リィ舞阪 : 『UGNの案件で俺を必要としてるモン探して埋め合わせはする』

[メイン] メイプルトリック : 『ふふ、律儀で助かるよ』

[メイン] メイプルトリック : 『それじゃ─────お疲れさん』

[メイン] リィ舞阪 : 『あいよ、わざわざ忙しい所に連絡して悪かったな』

[メイン] メイプルトリック : 『はは、これが仕事だからね、またよろしく頼むよ~、それじゃ』
そう告げ、通話は切れる。

[メイン] デイビット・マルティネス : 「…お前、凄いな」

[メイン] デイビット・マルティネス : 凄まじいマイペースと呼ぶべきか

[メイン] リィ舞阪 : 「…ってわけだ」

[メイン] リィ舞阪 : 「後はまあ」

[メイン] リィ舞阪 : 「ガキ達の意見でも聞いててくれや、爺さんよ」

[メイン] ジャームおじさん : 「………………………」

[メイン] ジャームおじさん : リィの意図を感じ取ったのか、無言のまま。

[メイン] リィ舞阪 : 「後ガキ2号…ってのもアレだな、デイビットだったな?」

[メイン] リィ舞阪 : 「あんまし端走ってるとコケた時あぶねーぞ、なんてな」

[メイン] デイビット・マルティネス : 「…ハハ」

[メイン] デイビット・マルティネス : 「その通りだな…」

[メイン] リィ舞阪 : 《原初の白:時間凍結》

[メイン] system : [ リィ舞阪 ] 侵蝕率 : 100 → 107

[メイン] リィ舞阪 : 《ディメンジョンゲート》

[メイン] system : [ リィ舞阪 ] 侵蝕率 : 107 → 110

[メイン] リィ舞阪 :  

[メイン] リィ舞阪 :  

[メイン]   :  

[メイン] GM : ─────そして、公園に残されるは、若者と、老人。

[メイン] GM : ─────ラウンド3。

[メイン] GM : セットアッププロセス。

[メイン] 一条 蛍 : 「……はあっ、はぁっ……!!」

[メイン] 一条 蛍 : そしてその公園の影に、また一人、二人と現れる。

[メイン] 畠山 香織 : 「はぁ……はっ……!」

[メイン] デイビット・マルティネス : ソードマスターを再び起動しようとして、振り向く

[メイン] デイビット・マルティネス : 「イチジョーに……ハタケヤマ、か」

[メイン] 一条 蛍 : 畠山の手を引きながら、公園へと到着する。
息切れながらも、しっかりと二人でそこへとたどり着く。

[メイン] 畠山 香織 : 「─────!」

[メイン] 一条 蛍 : デイビットの声に────こくり、と小さく頷いて。

[メイン] ジャームおじさん : 「………………」
ゆっくりと、現れた二人の少女の方へと向く。

[メイン] 一条 蛍 : 「…………これは……まだ、始まったばかり……なんでしょうか」

[メイン] デイビット・マルティネス : 「…第3ラウンド、KO寸前ってところ」

[メイン] 一条 蛍 : と、辺りを見回すも。
辺りに散らばったゴミや、公園の木々の様子から……何度か戦った仕草が見て取れる。

[メイン] 畠山 香織 : 「っ………!!」

[メイン] デイビット・マルティネス : フラフラとよろけながら、また武器を構える

[メイン] 畠山 香織 : 少女の頬に、冷や汗が伝う。

[メイン] 一条 蛍 : 「…………それは…………!」
ごくりと、息を呑んで。

[メイン] ジャームおじさん : 対する白髪の老人は、無傷のように見えるだろう。

[メイン] 畠山 香織 : 「─────待って!!!」

[メイン] 畠山 香織 : 少女は、叫ぶ。

[メイン] 一条 蛍 : で、デイビットさん……!
と、よろける彼の背に、手を当てて、支えようとしながらも。
……こんなに、戦った跡が……!

[メイン] 一条 蛍 : 「…………!」

[メイン] デイビット・マルティネス : 「…!」

[メイン] 畠山 香織 : 「………その……私」
デイビッドの方へと歩き、手を自分のお腹の前で結びながらも。

[メイン] 畠山 香織 : 「………皆さんが、これまでずっと、影ながら"日常"を守ってくれたこと
 それを、さっき知って……… ……でも、私」

[メイン] 畠山 香織 : 「私の"日常"は─────」
ちらりと、ジャームおじさんの方へと瞳が向けられ。

[メイン] 畠山 香織 : 「……ジャムおじさんのおかげで、作られたのも、あるの
 だから………お願いしますっ!!!」

[メイン] 畠山 香織 : そう言い、デイビッドに深く頭を下げる。

[メイン] 畠山 香織 : 「………ジャムおじさんが、みんなの"日常"を奪ってしまうような
 そんな行為をしてることは、私も分かったの!
 でも………私、おじさんを……傷つけるのとか、嫌で……それに」

[メイン] 畠山 香織 : 「……こんな、馬鹿な事をしてた私を止めてくれたデイビッドさんにも
 ………これ以上、傷ついてほしくないから……」

[メイン] 畠山 香織 : 弱々しい瞳で、デイビッドを見上げる。

[メイン] デイビット・マルティネス : 「……どうする、おじさん」

[メイン] ジャームおじさん : 「………………………」

[メイン] デイビット・マルティネス : 「俺は……限界かな」

[メイン] 一条 蛍 : 「…………」

[メイン] デイビット・マルティネス : フラリ、と崩れ

[メイン] ジャームおじさん : にこにこにことしながらも、その顔はどこか、複雑そうで。

[メイン] 畠山 香織 : 「わ……!!」

[メイン] デイビット・マルティネス : 「……参ったよ、君には」

[メイン] デイビット・マルティネス : 畠山に向けてそう言い残すと
力を使い果たしたのか倒れながら気絶する

[メイン] 一条 蛍 : 畠山さんの声は……公園に響いていた……。
あの時の公演のような、小さい声のはずだけれど、よく透き通っていて。

[メイン] 畠山 香織 : 「わ、わわわっ……!」
なんとかデイビッドを支えるも、重たくて潰れそうになる。

[メイン] 一条 蛍 : 「……あ、えっと……!」
と、デイビットを、もう片方で支えながら。

[メイン] 一条 蛍 : 「……ありがとうございます」
ぺこり、と小さく頭を下げながら。

[メイン] 畠山 香織 : 蛍の支えによって、畠山はなんとか潰れずに済み
あ、ありがとっ!と、蛍ににこりと笑いながら。

[メイン] 畠山 香織 : ─────視線は、ジャームおじさんの方へ。

[メイン] 畠山 香織 : 「…………私!!!」

[メイン] 畠山 香織 : 「UGNで、みんなを笑顔にしたいと思うのッッ!!!」

[メイン] 畠山 香織 : 「もちろん!レネゲイドに関することだけじゃなくて……
 この公園で、私の歌を聴いてくれた、みんなのことも、守るために!
 ライブ活動したり……配給ボランティア活動とかも、やる!!」

[メイン] ジャームおじさん : 「…………………………………」

[メイン] ジャームおじさん : 少女の言葉に、顔に影が差し掛かりつつも
隣に立つ、蛍へと視線を向け。

[メイン] ジャームおじさん : 「………それが、君達の選択、というわけかい?」

[メイン] 一条 蛍 : その目に……こくり、とうなづいて。

[メイン] 一条 蛍 : 「私も……畠山さんと一緒に、みんなの助けになりたいです……!」
と、言い返して。

[メイン] 一条 蛍 : 「……昔の私のように、力で困っている人は……必ずいるはずですから……
 ……ですから、その人のためになりたいんです」

[メイン] 一条 蛍 : ちらり、と目をジャムおじさんの方へ。

[メイン] 一条 蛍 : 「……もちろん、あなたも」

[メイン] ジャームおじさん : 「─────」

[メイン] ジャームおじさん : 「…………そうかい……」

[メイン] ジャームおじさん : 既に去った、"最強"の名を冠する男。

[メイン] ジャームおじさん : 気を失うまで、自身に挑み続けた若者。

[メイン] ジャームおじさん : 名も無きミュージシャンに手を差し伸べた少女。

[メイン] ジャームおじさん : 愛。

[メイン] ジャームおじさん : そして─────それらに触れ、生きる意味を見つけた少女。

[メイン] ジャームおじさん : 勇気。

[メイン] ジャームおじさん : ─────それらを前にし、白髪の老人は。

[メイン] ジャームおじさん : 「……………何のために生まれ」

[メイン] ジャームおじさん : 「何をすれば、皆が喜ぶのか」

[メイン] ジャームおじさん : 「それが、ずっと、分からなかった」

[メイン] ジャームおじさん : 「だけど─────それが今、分かったような気がするよぉ」

[メイン] ジャームおじさん : 帽子を脱ぎ。

[メイン] ジャームおじさん : 「…………我慢比べは、君達の勝ちだよ」

[メイン] ジャームおじさん : 「そして、君達の手を煩わせるわけにもいかない」

[メイン] ジャームおじさん :  

[メイン] ジャームおじさん :  

[メイン] ジャームおじさん : Eロイス

[メイン] ジャームおじさん : 《愛と勇気》

[メイン] ジャームおじさん :  

[メイン] ジャームおじさん :  

[メイン] ジャームおじさん : ─────白髪の男の体は、瓦解し始める。

[メイン] ジャームおじさん : 砂へと、還る。

[メイン] ジャームおじさん : それは、"死"を意味していた。

[メイン] ジャームおじさん : 老兵は死して、若者へ道を譲る。

[メイン] ジャームおじさん : 「─────ありがとう、久しぶりに」

[メイン] ジャームおじさん : 「生きた心地が、したよ」

[メイン] ジャームおじさん :  

[メイン]   :  

[メイン]   :  

[メイン] 畠山 香織 : 「─────ッッ!!!!」

[メイン] 畠山 香織 : 「そんな……!?やだ、どうして……!?」

[メイン] 一条 蛍 : 「……………っ……!!!」

[メイン] 畠山 香織 : 少女は、砂山へと走り出す。そしてそれを掬い取るも。

[メイン] 畠山 香織 : もはやそれは、人の形を練成することはなかった。
ただの、砂であった。

[メイン] 畠山 香織 : 「おじ……さん………!!!!!」

[メイン] 畠山 香織 : ぼろぼろぼろと、涙が零れ落ちる。

[メイン] 一条 蛍 : 目の前で消えていったジャームおじさんの姿に、ひゅっと息を零して。
立ちすくんでいたが、畠山の叫び、ぐっ、と揺れて。

[メイン] 一条 蛍 : 「…………畠山……さん………」

[メイン] 一条 蛍 : 「……ジャムおじさん……」
……手で砂に触れる。握りしめても、硬くなることはなくて。

[メイン] GM : 一陣の風。

[メイン] 一条 蛍 : 「………………ごめんなさい……」

[メイン] GM : 虚しくもそれは、空へと吹かれ、消えていく。

[メイン] 畠山 香織 : 「っ……うぅぅっ……!うああぁぁああぁぁあぁぁぁっ……!!!」

[メイン] GM : ─────しかし、砂の山の中に埋もれていた、粗悪な拳銃だけが、残る。

[メイン] 一条 蛍 : 持っていた砂すらも、風に吹かれて、飛んで行って。
段々と、彼が彼であった証拠もなくなっていく。

[メイン] GM : それは、ジャムおじさんがエスケープキラーとして活動していた頃に
使っていたものであり。

[メイン] 一条 蛍 : 「………っ、く……う、ぅう……」
ぼろぼろと、涙が出る。何もすることが出来ず、大切な人を守れなかった……という、苦しさ。
……一番辛いのは、畠山さん……なのに……。

[メイン] 一条 蛍 : 「………あ」

[メイン] 一条 蛍 : こつんと、指がその銃にあたって。

[メイン] 一条 蛍 : それを握っても、風がびゅうびゅう、と拭くだけ。
                           ジャム
誰かを助けようと頑張っていた彼の気持ちは、迷ってしまい球詰まり。

[メイン] 一条 蛍 : …………っ。

[メイン] 一条 蛍 : 「……あなたのパン……食べてみたかった……です」

[メイン] 一条 蛍 :  

[メイン] 一条 蛍 : ロイス獲得
ジャームおじさん
慕情/〇憐憫
……悲しい顔で畠山さんとお別れなんて、ずるい……。

[メイン] 一条 蛍 :  

[メイン] 一条 蛍 :  

[メイン] 一条 蛍 :  

[メイン] GM : バックトラック
Eロイスは一つ

[メイン] リィ舞阪 : 1d10 これはE (1D10) > 3

[メイン] 一条 蛍 : …………。

[メイン] 一条 蛍 : これは、ジャムおじさんからの、”愛と勇気”……
贈り物、なんですね。

[メイン] 一条 蛍 : ……貰います。

[メイン] 一条 蛍 : 1d10 (1D10) > 4

[メイン] system : [ 一条 蛍 ] 侵蝕率 : 71 → 67

[メイン] デイビット・マルティネス : 1d10 (1D10) > 7

[メイン] system : [ デイビット・マルティネス ] 侵蝕率 : 138 → 131

[メイン] デイビット・マルティネス : 侵蝕率131% ロイス5個

[メイン] デイビット・マルティネス : 131-(5+5)d10 2倍振り (131-10D10) > 131-54[10,4,10,7,4,5,5,4,1,4] > 77

[メイン] system : [ デイビット・マルティネス ] 侵蝕率 : 131 → 54

[メイン] リィ舞阪 : 俺は確実に帰りたいので2倍振りします

[メイン] リィ舞阪 : 107-6d10 (107-6D10) > 107-11[1,2,1,2,4,1] > 96

[メイン] system : [ リィ舞阪 ] 侵蝕率 : 107 → 93

[メイン] GM :  

[メイン] GM :  

[メイン] GM :  

[メイン] リィ舞阪 :  

[メイン] リィ舞阪 : ending『持つもの持たないもの』

[メイン] リィ舞阪 :  

[メイン] リィ舞阪 :  

[メイン] リィ舞阪 : 例のジャームの事件から3日後、思い出したかのように端末を開く

そこに記されてあった内容は、諸々の結果報告についてなどだった

[メイン] リィ舞阪 : UGNの情報である為機密ではあるのだが
任務に一応とは言え就いていたフォルテッシモはそれを閲覧する程度には今回の事件に関われていたようで

[メイン] リィ舞阪 : 現在フリーランスのフォルテッシモは
特にやる事が無くなってしまったので暇潰しを探していたのだった

[メイン] リィ舞阪 : 「あの俺がああ言ったのにジジイくたばったんだな」
公園でベンチに座り、背もたれに片腕を絡ませて
同時にもう片方の腕でクレープを持ちながら

[メイン] リィ舞阪 : 閑話休題
有言実行、フォルテッシモはその後にUGNの任務を受けて結果を出したのも良かったのだが

[メイン] リィ舞阪 : 「……っべーな、どこでミスった?」

[メイン] リィ舞阪 : 手元の金を確認
自分に使う分が殆ど残ってねえわ

[メイン] リィ舞阪 : 思い返す
ああ……そう言えば無駄に浮浪者の対処に金を割いたんだったか

[メイン] リィ舞阪 : どうしたらいいんだろうな。
仕事はまだ舞い込んでこない、世の中平和だな。

[メイン] リィ舞阪 : 平和だと困ると言うテロリストみたいな考えを持つわけでは無いのだが、荒事以外はやりたく無いと非常に我儘なフォルテッシモはどうもこうなる事が多く

[メイン] リィ舞阪 : 端末を指で触る

[メイン] リィ舞阪 : 『聞こえてるか?少し今ピンチでな、テメェに投資した分少しでいいから返してくれ』

[メイン] リィ舞阪 : 『あ?そっちも無理?マジか?』

[メイン] リィ舞阪 : 『マジか』

[メイン] リィ舞阪 : 『……そうか』
最後には、少しだけ違うニュアンスで

[メイン] リィ舞阪 : 『ならいいか、やっぱりそのままでいいぞ』

[メイン] リィ舞阪 : 『態度が一気に変わっただ?やっぱ余裕あったってだけだよバカが』

[メイン] リィ舞阪 : ブチ切り

[メイン] リィ舞阪 : 「まー何にせよ」

[メイン] リィ舞阪 : 「平和が1番ってかぁ?」

[メイン] リィ舞阪 : ベンチに絡ませていた腕を解いて

[メイン] リィ舞阪 : 「後消毒か」

[メイン] リィ舞阪 : 「面倒なバイ菌貰うのはこのご時世的にな、働く先が消えっちまうから」
フォルテッシモは、三日月状に口角を上げて

[メイン] リィ舞阪 : 「なっ!!」

[メイン] リィ舞阪 :  

[メイン] リィ舞阪 :  

[メイン] デイビット・マルティネス : デイビットED『崖っぷちと崖の底と向こう岸』

[メイン] デイビット・マルティネス :

[メイン] デイビット・マルティネス : 目を覚ましたのは、施設のベッドの上で
俺は気絶してぶっ倒れていたらしい

[メイン] デイビット・マルティネス : 起きてから、しばらく悔しがってから暫くして
例の男が凍結ではなく死を選んだ事を知った

[メイン] デイビット・マルティネス : 「……そっか」

[メイン] デイビット・マルティネス : あの勝負に勝ったのは、ハタケヤマだ
それに関しては特に悔しくもないんだけれど

[メイン] デイビット・マルティネス : 「……リベンジは、メジャーの果てでだな。チューマ」

[メイン] デイビット・マルティネス : 呟き、暫くの間
沈んでいく太陽を眺めていた

[メイン] デイビット・マルティネス : 星と、サイバーパンクはよく似ている
なんの光にもなれず屑星になるか、派手に散って伝説の惑星となるか

[メイン] デイビット・マルティネス : 或いは……

[メイン] デイビット・マルティネス : 「生きたまま、崖を飛び越えるか」

[メイン] デイビット・マルティネス : それができるのは、本物の例外だけ

[メイン] デイビット・マルティネス : 空に輝く太陽。それになお負けない
特別な人間だけ

[メイン] デイビット・マルティネス : …俺は、どれになるんだろうな

[メイン] デイビット・マルティネス : 太陽を見送り
地平線へと落ちる星を眺めながら
ずっと考え続けたけれど

[メイン] デイビット・マルティネス : 今の俺には、何もわからなかった

[メイン] デイビット・マルティネス :  

[メイン] デイビット・マルティネス :  

[メイン] デイビット・マルティネス :  

[メイン] 一条 蛍 : ending「誰のために生きるのか」登場:任意

[メイン] 一条 蛍 :

[メイン] 一条 蛍 :

[メイン] 一条 蛍 :

[メイン] 一条 蛍 : ────最近巷で、"歌姫"がじわじわと流行している。

[メイン] 一条 蛍 : 普段SNSを見ない蛍でも、学校で噂を聞くほどには人気があるようだ。

[メイン] 一条 蛍 : 彼女は不思議な歌という名目で、聞いた人を虜にするというもの。
しかしある日その噂が、まるで魔法でも掛かっていたかのようになくなってしまった。

[メイン] 一条 蛍 : これは彼女の歌声では無い、いや聞いてみたらこちらも綺麗だ、などとファンの好みで別れることはあったものの。
"歌姫"は結果的に、路上パフォーマーのシンガーとして名を辺りに広げるようになっていった。

[メイン] 一条 蛍 : そして、蛍もまた……彼女のファンの一人として。

[メイン] 一条 蛍 :

[メイン] 一条 蛍 : 「……お疲れ様、です」

[メイン] 一条 蛍 : 目の前にいる彼女に、新品のタオルと水を渡そうとする。

[メイン] 畠山 香織 : 額に点々と浮かぶ汗。

[メイン] 一条 蛍 : ここは知り合った公園。
前ほど見る人は多い訳では無いが、それでも畠山の歌声に引かれた観客たちもちらほらいることだろう。

[メイン] 畠山 香織 : 手渡されたタオルと水を受け取り、蛍ににこりと笑う
カラフルな髪の少女─────"歌姫"。

[メイン] 畠山 香織 : 「ありがとう!今日も絶好調だったわ!
 ……まぁ、前ほど、あまりお客さんは来てないけど、でも」

[メイン] 畠山 香織 : 「"ズル"は、良くないものね?」
ニッ、と笑う。

[メイン] 一条 蛍 : その言葉に、にこっ……と微笑み返して。

[メイン] 一条 蛍 : 「はい……!
 畠山さんの声はいい歌ですから、ズルなんてしなくても……絶対有名になれるんです……!」

[メイン] 畠山 香織 : 「ん……お世辞と分かってても、そう言われるとなんだか……嬉しい、わね」
恥ずかしそうに視線を背け、ほんのりと赤く染まった頬をぽりぽりと掻きながら。

[メイン] 畠山 香織 : 「……よし!それじゃあ次は……炊き出しの時間ね!」

[メイン] 一条 蛍 : お世辞じゃありませんよぉ!と、小さく腕を振りつつも。

[メイン] 一条 蛍 : 「……は、はい……!」

[メイン] 畠山 香織 : 前よりかは立派になった音楽機材を片付けながら。

[メイン] 畠山 香織 : よいしょっと荷物を肩にぶら下げ。

[メイン] 畠山 香織 : 「……それにしても、蛍ちゃんは別に、付き合わなくてもいいのに
 なんだか、申し訳ないわね」

[メイン] 一条 蛍 : とたとたと走り、準備をしていた吹き出しのテントへと移ろうとしながら。

[メイン] 畠山 香織 : 一条さんと呼んでいた名前は、いつの間にか下の名前に変わっていた。

[メイン] 一条 蛍 : 「あ……いえ!畠山さんと一緒にいるのは楽しいですし……
 それに、私がこうしたい、って決めたこと……ですから」

[メイン] 一条 蛍 : 蛍、と呼ばれて。
少し嬉しそうに、顔をほころばせながら。

[メイン] 畠山 香織 : 「小学生なのに、立派ねぇ……本当に」
感心したような表情を横に向けながら。

[メイン] 一条 蛍 : そして、前の”あの時”を思い出して。

[メイン] 一条 蛍 : 「……それに、その……」

[メイン] 一条 蛍 : えへへ……と、照れたようにはにかみながら。

[メイン] 一条 蛍 : 「……もしかしたら、気にしてて、落ち込んでるんじゃないか……
 ……ちょっとだけ、思っちゃって……」

[メイン] 一条 蛍 : 失礼ですよね、すみません……!と小さく呟く。

[メイン] 畠山 香織 : 「……………………」

[メイン] 畠山 香織 : その言葉に、表情を少し緩ませ、小さく笑う。

[メイン] 畠山 香織 : 「……気にしてるか、気にしてないかで言えば」

[メイン] 畠山 香織 : 「気にしてるわ」

[メイン] 畠山 香織 : 「………侵蝕率って、何なのかしらね、本当に」

[メイン] 一条 蛍 : 「……………」

[メイン] 畠山 香織 : 「100の数値を超えただけで、討伐しなくちゃいけない
 たとえ、会話ができる相手であろうとも……」

[メイン] 一条 蛍 : やっぱり……そう、だよね。
私が今も気になってるくらいだから……おじさんを気にしていた畠山さんは……。

[メイン] 畠山 香織 : 「……私は、正直言うと納得はできてないわ
 でも……そうしなくちゃ、今ある"日常"は、守れない
 それも、分かってるわ」

[メイン] 畠山 香織 : 「……なーんて、小学生に話すことじゃないわね」
にこりと笑いながら。

[メイン] 畠山 香織 : 「それよりも、蛍ちゃんって彼氏でもいるのー?
 モデルさんみたいな見た目だし、結構モテモテなんじゃな~い?」

[メイン] 畠山 香織 : ニヤニヤしながら、隙だらけな横腹を突っつこうとする。
─────先程の話題は、意識的に逸らしているように。

[メイン] 一条 蛍 : 「あわっ、ひゃっ……!?」

[メイン] 一条 蛍 : つつかれそうになり、悲鳴をあげながらくねくねと体を動かしつつも。

[メイン] 一条 蛍 : 「い、居ませんよ……!
 ……あの、畠山さん」

[メイン] 一条 蛍 : ニヤニヤと笑う彼女に、じっと目を向けて。

[メイン] 畠山 香織 : んー?と間延びした声。

[メイン] 一条 蛍 : 「……畠山さんは、ま、まだ……それこそ、まだ、大人じゃないですし……!
 ……無理して受け入れなくたって、いい、と思います……!」

[メイン] 一条 蛍 : 「……日常を守ること、だって……やりたくなかったら、やらなくていい、とも聞きました…し」

[メイン] 畠山 香織 : 「…………………」

[メイン] 一条 蛍 : それは、あくまで記憶処理を施した場合によるが。

[メイン] 畠山 香織 : 「でも蛍ちゃんは、続けるんでしょう?」

[メイン] 一条 蛍 : 「……それは……」

[メイン] 一条 蛍 : ……こくり、と頷いて。

[メイン] 畠山 香織 : それを見て、にこりと笑い。

[メイン] 畠山 香織 : 「それなら私も続ける」

[メイン] 一条 蛍 : 「……えっ……!?」

[メイン] 一条 蛍 : その言葉に目を大きく開いて。

[メイン] 畠山 香織 : 「形はどうあれ、私を見てくれた蛍ちゃんに報いるためにも
 ……デイビッドさんや、リィ舞阪さん、それに……
 ─────ジャムおじさんのためにも」

[メイン] 畠山 香織 : 「………この世界の真実を分からないまま終わるだなんて」

[メイン] 畠山 香織 : 「そんなのは、嫌じゃない?」
にっ、と笑う。

[メイン] 一条 蛍 : 「…………!!!」

[メイン] 一条 蛍 : ……あんな事があっても、畠山さんは……くじけないで、一生懸命頑張ろうとしてる……
音楽だって、人のために…炊き出しも、人のために……
嫌なことがあっても……夢を持ってる。

[メイン] 一条 蛍 : 「…………すごい、です」

[メイン] 一条 蛍 : ぎゅっと、畠山の手を両手で握りしめて。

[メイン] 一条 蛍 : 「……それじゃあ、私も……まだまだ、負けてられませんね……!
 真実を解き明かす……ためにも……!」

[メイン] 畠山 香織 : 手から伝わる温もりに、勇気づけられるように。

[メイン] 畠山 香織 : 「ふふ、頼りにしてるわよ!」

[メイン] 畠山 香織 : 「先輩!」
悪戯っぽく笑う。

[メイン] 一条 蛍 : 「……えええっ!?!?」

[メイン] 一条 蛍 : わ、私が……先輩……!?!?

[メイン] 一条 蛍 : 目をぐるぐるとして、あたふたとしつつも。

[メイン] 一条 蛍 : 「……よ」

[メイン] 一条 蛍 : 「……よろしくお願いします……
 ……香織、さんっ……!」

[メイン] 一条 蛍 : ……しっかりと手を、強く、強く握る。

[メイン] 一条 蛍 : なんのために生きるか、なんて、わかりはしないけれど。

[メイン] 一条 蛍 : でも今は……私と、香織さんは。
いつかの誰かが望んだ笑顔のために。

[メイン] 一条 蛍 : 愛と勇気を胸に、頑張ります…!

[メイン] 一条 蛍 :

[メイン] 一条 蛍 : ────ロイス獲得
畠山 香織 ○憧憬/劣等感
……なら、私は……そのお手伝いを……!

[メイン] 一条 蛍 :

[メイン] 一条 蛍 :   

[メイン] 一条 蛍 :